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年別アーカイブ: 2021

フリートークの記録1

いろいろしゃべったので保存しようかなと。。。

三橋貴明ってMMT知ってるの?という話から

ちょっと枝分かれ

ここから国債のプライマリ問題の話題へ

改めて、しつこくプライマリ問題

雑談

対話11 続・「お金」と「貨幣」、英語の「money」

前回の続き的な話として

IOUの定義(レイのMMT入門)

An IOU (I owe you) is a financial debt, liability, or obligation to pay, denominated in a money of account. It is a financial asset of the holder. There can be physical evidence of the IOU (e.g., written on paper, stamped on coin), or it can be recorded electronically (e.g., on a bank balance sheet). Of course, an IOU is a liability of the issuer, but it is an asset of the holder (who is also called the creditor).

マネートークンは「貨幣単位で表示されたIOU」

IOUは「計算貨幣で表示された、金融負債、債務、支払い義務」

「貨幣単位で表示」と「計算貨幣で表示」は何が違うのか?

ここで
The word “money” will refer to a general, representative unit of account.

貨幣単位(unit of account)と計算貨幣(money of account)の関係はこうなる?
貨幣単位(unit of account)⊃計算貨幣(money of account) 

ちょうど良い質問ですね

この、色がついているのが money で。。。

で、スプレッドシートのセルに現れるひとつひとつがIOUです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-19-1024x271.png

(前回の記事と併せて読むとますますよくわかると思います)

money に複数形はありません。ひとつの unit。
IOUはもちろん単複があるわけ。
この単数と複数の感覚は日本語にはまったくないのだけれども、英語を解釈するとき決定的に大事なんですよね。慣れです。

「お金ってさあ。。。」というときのお金が unit としての money という感じ。

moneyは全体を表す概念、IOUは個別具体的な概念?

moneyはEinzelne(一般・普遍)、IOUはAllgemeine(個別)

そこは。。。ドイツ語と英語、日本語でずれているところがあるので、、、Allgemeine は個別ではなくて、個別の全集合。だから「全般」がいちばんしっくりくるかな?
でも「一にして全」なので、Einzelne = Allgemeine でもある。

個別のIOU は Einzelne で、複数形は IOUs で 全部だと Allgemeine になります。

なるほどです

「moneyは全体を表す概念、IOUは個別具体的な概念」というのはまさにその通りです。

内心のIOUとは何だろう?
これがmoneyと全てのIOUとの違いを作っている。

I owe you には貨幣単位になっているものと、そうでないものがある。。。

これに単位が付いてIOUという一般名詞になったというか。

貨幣単位とは?計算貨幣との違いは?
上のピラミッド図はIOUの全体集合ですね。

翻訳するから混乱するのでは
それは通貨単位建てIOUの全集号であり、ひとまとまりのマネーでもあります。

だから
The word “money” will refer to a general, representative unit of account.
勘定を表す一般的な一つのまとまりである。としてみたわけです

IOUの全体集合の中にマネー(貨幣単位建てのIOU)や貸し借り、内心のIOUがある。

”I owe you”の全体集合の中にマネー(貨幣単位建てのIOU)や貸し借り、内心のIOUがある、かな。

あ、そうですね

とまあ、そんな感じで。

論理記号やベン図りも、ヘン・カイ・パーン(一または全)を考えることに慣れていった方がいいのだろうなという気はしています。

この 「…etc」が肝になるのですが、またそのうちに。

対話10 「お金」と「貨幣」、英語の「money」

日本語の「貨幣」と英語の「money」は微妙に違うのワンか?

まあ、そうだね。

日本語母語の人たちが、英語を根本的なところで読み損ねているっていうのはよくあって、たくさんの人がMMTについて変なことを言ってしまう大きな原因はこれなのかもしれない。

そうなの?!

日本人がマルクスをぜんぜん読めないのもこの辺と関係しているよ。

どゆこと?

たとえば
「かるちゃんは金持ちだ」という文。

これ、 かるちゃんはたくさん「お金」を持っているということだよね。

そりゃそうだ! 金-持ち と言っているのだから。

これが英語だと
Karu-chan has a lot of money.

とかでしょう。
money は「お金」に近い。

ふんふん

「かるちゃんはたくさん貨幣を持っている」
これは「かるちゃんはたくさんお金を持っている」とはだいぶ違うよね。

うん、ちがう!

「貨幣」と言ったら「具体的な何か」という感じ。
対して「お金」はなんでもいいからとにかく「お金」!という感じ。

たとえばかるちゃんの家に押し入ってナイフをちらつかせて「金を出せ!」と言うとして、このときもその人は具体的な何かをあまり考えていないでしょう?

iTunes Card や amazonギフト券でも受け取る

ニンテンドープリペイドカードでもOK!

お金という概念の要素として「硬貨」とか「紙幣」とか「預金」がある。

「貨幣」と言う言葉もこんな風にお金の要素だとはいえるけれども、お金の全部ではない。何よりも「貨幣」は具体的な事物だけれど、「お金」は概念なんですよ。

こういうことワンか

「お金」は一般的な概念で「貨幣」は具体的で、これで言うと右側ぽい。

そうですね。

MMT現代貨幣理論の
原著の説明を見ていきましょう

金ぴか本の原文分析

ではレイのMMT現代貨幣理論の、原著の説明を見ていきましょうか。

本の最初にある、本における用語の定義 Definition のところ。

The word “money” will refer to a general, representative unit of account. We will not use the word to apply to any specific “thing” – that is a coin or central bank note.Money “thing” will be identified specifically: a  coin, a bank note, a demand deposit. Some of these can be touched (paper notes); others are electronic entries on balance sheets(demand deposits, bank reserves). So “money token” is simply shorthand for “money denominated IOUs”. We can also call these “money records” as they record IOUs donominated in the money of account – recorded on metal, paper, clay tablets, and wooden sticks, or today mostly recorded as electronic entries.

冒頭
The word “money” will refer to a general, representative unit of account.
「お金」という言葉が表すのは、一般的な、勘定を表す、あるひとまとまりのことである。

Money “thing” will be identified specifically: a coin, a bank note, a demand deposit. 
「物(thing)」としてのお金は「これ」と特定されるもので、硬貨や紙幣や預金。

ほらね。

ほんとだ

Some of these can be touched (paper notes); others are electronic entries on balance sheets(demand deposits, bank reserves).
(そのうちで)あるものは手に取ることができ(紙幣)、またあるものはバランスシート上の電子的な入力物である(預金、準備預金)。

手に取ることができないデータであっても、「これ」と特定できるものは「thing」ワンね。。。

そそ。
カントの「物自体、Ding an sich」って聞いたことありますか?

ええと、われわれが認識しているのはモノそのものではなく、視覚などのカテゴリーを通じて意識に現れるものだ、っていうことワン?

そうね。
ロックの thing in itself

彼らの議論でわかるように、thing は感覚器、特に視覚で認識できる対象物という感じがある。

電子的なデータはどうワン?

ディスプレイを通じて「見て」判断するわけだから。。。

わんわん、わかった!
対して「money」はたしかに視覚とは関係ない「概念」ワン。

So “money token” is simply shorthand for “money denominated IOUs”.
だからマネートークンは「貨幣単位で表示されたIOU」を短い言葉で言ったものである。

さてここで。

このように定義ところで、”money token” と言う語をわざわざ説明しているということは、本文でこの表現を使うということです。

いま数えたら、21か所出てくる。

翻訳が心配である、というか、これは貨幣単位のIOUを指しているわけだからIOUが何かが明確でない翻訳だと、この21か所は意味が通じないだろねえ。

電子書籍内を検索

これは。。。

ん?
上の画像の下から二番目、ここちょっと気になるね。

There is also one more aspect to the story. With the rise of the regal predecessors to our modern state, there were the twin and related phenomena of mercantilism and foreign wars. Within an empire or state, the sovereign’s IOUs are sufficient “money tokens”: so long as the sovereign takes them in payment, its subjects or citizens will also accept them. Any “token” will do – it can be metal, paper, or electronic entries.

6.4 Commodity money coins? Metalism versus Nominalism, after Rome.
のところワン。

金ぴか本だとこの個所は。。。

この物語には別の側面もある。現代国家の前身である絶対王政の台頭に伴って、重商主義と対外戦争という、双子の互いに関連する現象が起きた。帝国や国家の内側では、主権者の債務証書は ー 主権者が支払いにおいてそれを受け取り、臣民や国民もまたそれを受け取る限り ー まぎれもなく貨幣である。証書が金属であれ、紙であれ、電子的な記録であれ、それは変わらない。

なんじゃああ、このクソ翻訳は わんわんわんわん

スイッチが入った

sufficient “money tokens”:

これを

「まぎれもなく貨幣である」って

IOUは「お金のトークン」、しるしになっている、くらいかしら。
nyun さん大丈夫?

気を取り直して引用の最後の文行こう。

We can also call these “money records” as they record IOUs donominated in the money of account – recorded on metal, paper, clay tablets, and wooden sticks, or today mostly recorded as electronic entries.
これら (マネートークン)は、当該の貨幣単位建てのIOUを記録するのだから、「お金の記録」と呼ぶこともある。金属なり紙なりや粘土板や木の棒や、現代ではほとんどが電子入力物として記録されている。

以上のにゅん訳を連結してみる。

「お金」という言葉が表すのは、一般的な、勘定を表す、あるひとまとまりのことである。「物(thing)」としてのお金は「これ」と特定されるもので、硬貨や紙幣や預金。(そのうちで)あるものは手に取ることができ(紙幣)、またあるものはバランスシート上の電子的な入力物である(預金、準備預金)。だからマネートークンは「貨幣単位で表示されたIOU」を短い言葉で言ったものである。マネートークンは、当該の貨幣単位建てのIOUを記録するのだから、「お金の記録」と呼ぶこともある。金属なり紙なりや粘土板や木の棒や、現代ではほとんどが電子入力物として記録されている。

金ぴか本!

金ぴか本は。。

あああそれやるの?

こうなっている

わんわんわんわんわんわんわ わんわんわんわんわんわんわ わんわんわんわんわんわんわ わんわんわんわんわんわんわ

ほらー

いきなり unit を「ひとまとまり」じゃなくて「単位」と訳しちゃっているんだね。

この訳注がまた。。。

翻訳者がいきなり混乱しているという。。。

対話9 マルクス読みのマルクス知らず

これは経済学徒の信仰心の告白ですね
https://twitter.com/awtjvyjz/status/1455421212633407490?s=20

ミンスキーが福祉を揶揄するように挑発めいたことをしたんですが、暴力というワードはちょっとやり過ぎでしたね。今見るとこのツイートも荒いし。

「暴力」でなく「力」とかならかなりよかったかも

フォースのない中立な場を想定するのはまさに経済学の思考で、これがマルクスを研究している「つもり」のこの人の信仰告白と言うのは正しいですね。

しかしそのような思考こそがマルクスが批判した経済学だというw

反経済学的思考だというのは松尾先生の意見なんですよね
数理マルクスとは

経済学的思考というのは、イングランド銀行のペーパーにあった、ロビンソン・クルーソーとマン・フライデーの交換経済が典型なんだ、と良く分かりました。

もうちょっと説明してみて?

ロビンソン・クルーソーとフライデーの取引には、相互が対等な取引をしてくれるだろうという期待が、暗黙の前提としてあります。
これは物々交換の説明ですが、イングランド銀行の解説ではこれを信用貨幣の説明につなげています。
信用貨幣の説明でも、この暗黙の前提は維持されたままです。

うん、ここでさ。
対等とか対等でないってどういうことだろう?、みたいなことをマルクスは考えるわけ。

たとえば、どうみても対等には見えないカップルがいても、当人はぜんぜん問題を感じていない、むしろ幸せ!みたいなね。

たとえば「あいつはDV亭主だ!」みたいな「価値判断」は、そもそも第三者がいないと出てこない。

つまり。

二者間の「価値」というものはそもそも意味をなさないわけ。

そうそう!自分の問題意識もそこです。
主観で対等と思っていても、客観的に見たら暴力的取引が行われていることだってあるわけです。
そうじゃないと、例えば、富めるものと貧しいものの間で格差が一方的に広がる力学が正当化されている理由が見つかりません。

経済学者が「価値」を測定するときに、その価値を決める経済学者自身の判断が入っているでしょう?っということなるわけ。

これは「観測問題」ですね。

「基本的には対等な取引」ということにしているのは、経済学者おまえじゃんwwwっていう。
(この発言はわたくしでなくマルクスさんの。。。)

しかもこれは恐ろしく傲慢な仮定だよね。

そういうことですね。

この人に「マルクスを読んだことあるんですか?」と聞いたことがあるのですが、もちろん読んだみたいですwww

いつも言うように、金ぴか本をいくら読んでもMMTはぜったいにわからない。
それと同じ話なんですよね。。。

うふふ。。。

というわけで、私かるちゃんも参加する新サイト「資本論を nyun とちゃんと読む!」は近日スタートです。

nyun のライフワークにするくらいのつもりで、これでもか!というくらい丁寧に一文づつ読んでいこうではありませんか。

マルクスは「ことば」の問題に取り組んでいるわけです。

さっそく最初の方にシェークスピアの引用がありますね。
戯曲「から騒ぎ」からの引用と言うことで。。。

あれはとても面白くて、それだけでいろいろ語れるのですが、いちばん注目すべきはマルクスがセリフを「改変」しているところです。

セリフを改変?

新サイトで詳しく読解しますが、もとの「運の賜」(the gift of fortune)を、マルクス
eine Gabe der Umstände
つまり「状況とか設定の賜」に変えています。

「価値」だって設定や状況によるってわけ。

なるほど

上の話と関連してそうですね

ですです。

マルクスって資本制生産様式という「設定」を問題にしているのだから、マルクス研究者がそこすっ飛ばしして『取引は基本的には「お互いが得をするもの」』なんていう「設定」からものを考えるとかありえない!

だいたい財政支出にいちいちいちいち国債が必要とかいう「設定」いるのかよ?
そもそも金利は剰余価値が姿を変えたものだろちゅうの!

わんわんわわんわんわ

スイッチが入った

しかたない、
黒柴にゃんが最初のページを特別公開するわん\(^o^)/

(この次のページ以降では驚きの展開が)

お楽しみに―

対話8 MMTやマルクス的な貨幣観(2/2)世界一よくわかるマネーのヒエラルキー

前回1/2はこちら

三人の子供たちが持っているカルちゃんマネーの表を見やすくしてみました。

次男はかるちゃんが知らない人から「この紙を持ってくれば1000円分の何かを買ってあげるよ」という紙をもらって持っているという設定。

(設定なのだった)

今度は、かるちゃんが所有しているいろいろなIOUも同じように書くことができるわけ。
硬貨は政府のIOU、お札は日銀のIOU、銀行預金は銀行のIOU。

私の持っているIOUの内訳は。。。
政府のIOU(硬貨)、日銀のIOU(お札)、銀行のIOU(預金)となりますか

そうですね、こういう感じと

xxxx は数字が入ります

ほかにもあるのでは?

ペイペイとか

美術館の割引券とか

ありますね

あと、大人の人は自分が発行したIOUがないですか?

夫とはポイントをやり取りしたことがないですけど、やろうと思えばできますね

たとえばクレジットカードの残高とか?

まだ引き落とされていない額です

あ!クレジットカードの残高はカード所有者のIOUなのか!

そうですよ。
現金を支払うかわりに、かるちゃんがIOUを発行してお店に受け取ってもらったというわけ。

子育て世代の多くの人はもっといろいろなIOUを発行しています。

え〜?

まだ払ってない今月の給食費とか?

ですよね

住宅は賃貸ですか?持ち家ですか?

賃貸です

じゃ家賃も!

なんなら光熱費も

そういうことになるんです。
その日までの未払い分は、後で払うからねということでかるちゃん「が」大家さんや電気会社にIOUを発行している。

IOUだらけ!

後払いになってるものってIOUだったのか〜意識したことありませんでした

表に入れると。。。

なるほど!
色分けするのですね。
黒は自分以外が発行したIOUでつまり資産、赤は自分自身が発行したIOUつまり負債。

そうです!
赤は借金、つまりマイナスの金融資産ですから。

青字、合計のところが各自の正味の金融資産が現れます。

自分は(人間の姿で)就職したあと、カードの支払いが大変なことになりそうだったので、毎月これを作っていました。
今思えばそれがMMTの理解にすごく役に立ったとよく思います。

私の金融資産は、政府、日銀及び市銀のIOUの合計額から自分の発行したIOU(子どもたちへの支払い、家賃光熱費、給食費とか)を差し引いた額になりますね。

かるちゃんはお仕事をされているから、労働債権があるのでは

今月もらえるはずの賃金ですか?

給食費と同じに考えると。。。

雇用主の発行したIOUですね

すでに労働した時間分については確定しています

表のすべての項目は刻々と変化しますよね。
一度表を作ってみませんか?項目だけでOK

表計算ソフトお持ちですよね?

やってみます!

自分は上の表、google のスプレッドシートで作りました

待ってまーす\(^o^)/

列は IOU の発行者、行はIOUの受取り手というふうに統一して作ってみても良いですか?

まずは自由にやってみましょう

できた!

知らないおじさんは別世帯ですよね。
切り離しておきましょう

なるほど!

あとカードの未引き落とし分くらいは

かるちゃんはあまりカード使わなそう?

これでどうでしょう

できた\(^^)/

わーい(*´▽`*)

世帯の正味のお金が把握されるわけです

なるほど。これなら今月ピンチとか事前に察知できそうです。

毎月、同じ日におなじ基準で作成すると、とてもよいです

あと一つ思ったんですけど、うちはスーパーの電子マネーを毎月数万円購入してそこから食品を買ってるんですけど、これも入れてもいいですか

むしろ入れないとだめです

(けど家族や税務署に隠したいときは隠します)

入れます!

さて。
英語の「マネー」、特にMMTやマルクスが言おうとしているマネーは、この表の全体のことなんです。

日本語の「貨幣」とは違いますよね。

たしかに

紙幣やコインや借用書はそのトークン。

紙や金属は、マネーを保持する媒体です。

レイの「MMT入門」でも、原文を精確に読めばこのことが説明されていることが分かります。

翻訳本ではちょっと何言っているかわからないけれど(笑)

なるほど

このような誰かさんの「貨幣の定義」とはまるで違う話なんですね、最初っから!

 勝俊/シェイブテイル【バランスシートでゼロから分かる財政破綻論の誤り】より

この違いが「ビューの違い」

なるほど!

すごく身近で、まさに現実の生活の話。

MMTやマルクスの思考は現実から出発して、現実を離れない。

すごくピンと来ました!理解できる話。宙に浮いてない感じ。

本当はもっと細かいです。

賃金のところ

これは手取り?

手取りを想定してました

賃金はもっと多いと思います

つまりですね

手取りをイメージした時に、引き落とし予定の未払い負債を合計しちゃっているわけ。

分けて書いてみましょう。

お手元に給与明細をどうぞ(笑

やってみます

財形貯蓄のようなものは資産ですね

作ってて腹が立ってきた!なんで賃金からこんなに天引きされないといけないの!ヽ(`Д´)ノプンプン

来年は住民税も来るからもっと引かれる!

この厚生年金保険見てくださいよ!

全部の控除額合計したら43919円も引かれてるんですよ!

さてこれは資産?負債?

ご意見は?

わたしにとっては負債です!
(キッパリ)

きっぱり!
あてにならんし

そうですよ!

これをやっていると怒りが涌くわけですが。。。

MMTのマネー観の話でしたね。

ええと、こうやると各主体の現実的な正味のお金を把握することができました。
個人単位に分解することもできますし、合計することもできます。

また教育ローンや住宅ローンや自動車ローンが残っていて、正味のお金がマイナスになっている人はすごく多いです。

ちょっと前まで奨学金を返済してました

この表でいえば赤字の部分に相当する奨学金、つまりマイナスのお金がたくさんあったのが、こつこつ返済することでだんだん減って、最近になってようやくゼロになったということですね。

なるほど

初めのころは「正味のお金」がマイナスではなかったですか?

卒業して就職したころは当然そうでした。マイナス300万くらいです。

一息ついても、お子さん三人だと教育費が心配ですよね

そうなんですよ!

どのくらいかかるのかとか、どんどん学費が上がっていきそうだし

私立に行きたいとか言われたらとか、県外に下宿するとか

ひどい国になってしまいました

そこでローンを使うとまたマイナスになる

働いても働いてもマイナス!

こうやって正味のお金のことをちゃんとかんがえると権力関係がよく見えてきますね。

なんかこう悪い労働条件でも働かざるを得ないような状況を政府が作ってる感じですか。生かさず殺さずで。

政府が作っているというか、マルクスが分析した通りで、資本の論理で必然的にそうなってしまうんですよね。

資本の論理っていうとなんだろう。経団連とか?と思ったけど、もっとユニバーサルな概念ですよね。

将来のために保険料を払うとか、お金を貯めるとか

今の生活を犠牲にして

うん、そのへんはこれから始める「資本論をちゃんと読む!」の方でやるとして。

言えることは、マネーというものをこのように把握すると「インフレまで財政支出!」みたいな議論とはまるで違った現実の議論になる、という点は覚えておきましょう。

そしてそれは、マネーを「フロー」でなく「ストック概念」として把握するということに近い。

だからバランスシートが重要であり、それは資本論に通じるところであると。

先ほど作った表はまさに家計のバランスシート(のIOU部分)ですから。

通貨建てIOU空間

いま作ったようなIOUバランスシートは、同じ基準を適用して日本じゅうのあらゆる個人および法人に適用することができますね。

そこには「知らないおじさん」も「学校」も「保険組合」から、「日本銀行」「政府」もです。もっと言えば、海外の政府や国際機関や個人が円建てのIOUを持っている場合ももちろんあるでしょう。

ちょうど前回、「日本語の言語空間」を想定したのと同じことでして「円建てIOU空間」を想定することで確かな議論ができるようになるわけ。

恣意的な経済学とは違って、MMTやマルクスはとても科学的なんです

円建てIOU空間、なるほど!

こう考えると、すごいことがわかるんですよ。

にゅん自身も「正味のお金」をほとんど持っていないというか、住宅ローンでめっちゃマイナス。
だから今日もほかにやりたいことがあっても、収入を得るための仕事をするしかない!
多くの人はこんな感じだと思うんです。

正味のお金を同じルールに基づいて評価すれば、これは思考としてそんなにむつかしくないはずですよね。
経済学者はどうしてこれをやらない???

わんわんわんわん

スイッチが入った

そして、驚くべきことは。

「円建てIOU空間」の全主体の「正味のお金」の合計は確実にゼロである、ということ。
これはすごいことですよ。

すごい(^o^)
でもそしたら私達が働いても働いてもマイナスで、政府もたくさんマイナスってことは誰かがプラスをしこたま持ってるってことですよね。

それを言いたかった!

やった(^o^)

統合政府以外のあらゆる主体の「正味のお金の合計」は、統合政府の純負債と一円もずれることなくピッタリ等しい。これ会計的事実! 

これがユニバーサルな把握の威力なんです。

ちゃんちゃん

ちょっとまとめてみませんか?

はい

経済学で扱われる「貨幣」?ってこんな感じ

現金もありますが、量は少ない。
内側のマルに入れればいいでしょう。

で、内側の貨幣(ベースマネー)が預金を作り出す、というような。
そのことを『信用創造』と彼らは「呼ぶ」。

でも英語とかMMTのマネーは、こんなイメージなんですよね。

おおお、これは★

債務ヒエラルキーとか、負債ピラミッド
(手形や社債もほしいけど)

ケルトンのアレのようなものが、できました!

ピラミッド…

\(^o^)/

そういうことなんですよね。
経済学は、世界の把握がおかしい。

マンガにしてみました

あ、いけない。

あわてて追記。。。

上から二つ目の表は、こう書く必要がありました。わかりますよね!

対話7 MMTやマルクス的な貨幣観(1/2)

かるちゃん、この件なんだけど

マネーに関するMMT的なビュー図を作ったり、対話したりとかやりたいのです。
よければ sorataさんも!

事の起こりは中村哲治さんのこれで

この文章をめぐるSNSのやりとりで中村さんはこう書かれている。

中村哲治
@NakamuraTetsuji

返信先: @Moka_Wisdomさん
モカさん、私は「国債をいくら発行しても、それは国民の資産になるから問題なし」なんてことは言っていません。 私がブログで書いていることも基礎勉強会で説明していることもオーソドックスな金融のしくみから説明しています。私の記述や説明内容に対して具体的なコメントをいただきたいです。
午後11:57 · 2021年11月3日

モカさんは、
「民間部門にとって国債購入により、預金が国債に代わるだけなので、資産は増えないと思います。
むしろ政府支出のことを仰っているものと推察します。」
と言われていて、これはむしろ正しい

わかりました
では賃労働の合間に読んでみます

中村さんいわく、

「民間銀行が国債を購入+政府支出+民間銀行が民間非金融に預金設定→信用創造が起こり民間非金融に金融資産として預金が増えるという流れになります。
(=マネーストックが増えます。)」

この信用創造という言葉に注目します

もし話し手と聞き手が信用創造という言葉の意味を共有しないなら相互理解はできないわけですが、中村さんが言っている「信用創造」って何でしょうね?

銀行の貸し出し?ローンとか

そうですね、「普通」は貸出だと思います。
ところが、中村さんの例だと銀行貸出はないわけです。はて?

政府支出のことを信用創造と言っている?

そうだといいのですが、もしそうならモカさんとの争点はない。

中村さんのこの発言。。。

中村哲治
@NakamuraTetsuji

返信先: @Moka_Wisdomさん
なるほど。あなたはそう思うのですね。 ただ「国民の資産が増える」という言葉が私の「特異な考え」と評価するのはあなたの特異な考えです。 「国債は「国の借金」か「国民の資産」か」は既に争点化しています。ジャーナリストの鮫島浩さんが書かれた記事を紹介します。
午前8:40 · 2021年11月4日

ん-、結果的に「国債が増えている」ということを「信用創造が起こった」と呼んでいる?
あるいは
(=マネーストックが増えます。)
という記述から、マネーストックが増えることを信用創造が起こったと呼んでいるか、どちらかです。

まとめると中村さんは
 1.銀行が関与
 2.マネーストックが増える
この二条件が成立することを「信用創造」と言っている。

そう考えれば、銀行貸出、ローンは「信用創造」にちゃんと包摂されているわけです。

さらに、
 3. 政府が関与する信用創造は、結果として国債が増えているという「事実」を主張されているわけですね。

でも

事後的な解釈を「ほら事実!」と言ったところで世界は変わりません。

Es kommt darauf an, die Welt zu verändern.
(重要なのは世界を変えること)
マルクス


To change the world, we have to quickly change our thoughts. Thoughts are the only thing we really have.
(世界を変えたいなら、私たちが思考を変えること。私たちが本当に持っているものは思考だけだから。)
オノ・ヨーコ

中村てつじさんの信用創造の定義

おおズバリだったw

中村てつじさんは、銀行貸出のことを「信用創造の第1の経路」と呼び、政府支出で銀行預金が増えることを「信用創造の第2の経路」と呼んでいます。

ふむふむ
「日本銀行が生み出したお金のことを「マネタリーベース」と呼び、市中銀行によって膨らまされて民間に流通しているお金のことを「マネーストック」と呼びます。この二つの差、言い換えれば、市中銀行がお金の量を膨らませることを「信用創造」と言います」

その定義は教科書からの引用ですね。

そうですね。
ですので、それを思わず「ザ・主流ビュー」と呼んでしまったわけです。

なるほど。まだ流れが追えてないです。

ということになった次第。

流れを把握しました

「日本銀行が生み出したお金のことを「マネタリーベース」と呼び、市中銀行によって膨らまされて民間に流通しているお金のことを「マネーストック」と呼びます。この二つの差、言い換えれば、市中銀行がお金の量を膨らませることを「信用創造」と言います」

ではここで
「マネタリーベース」を、MB
「マネーストック」を、MS
としましょう

【MS – MB】が増えること、これが信用創造である!

えっとさ
「【MS – MB】が増えること、これが信用創造である!」って、これにいったい何の意味があるのかしら。

「特に意味はない」

まあ、そうなんですが。。。

中村さんのブログに以下のすばらしい文章がありました。
引用して、一部を強調いたします。

「これに対して、国債のことを「国の借金」と呼ぶ現在の主流派の立場は、財政を緊縮させ、国民に十分な公的サービスを受けさせないことが、正しいと主張しています。しかし、彼ら財政緊縮派の立場によりこの30年間日本で実践されてきた経済政策では、例えば、就職氷河期世代以降の人やシワ寄せを受ける女性の方たちは、労働の非正規化、分断化で、とても厳しい生活を強いられる結果を導くこととなりました。そして、彼ら財政緊縮派は、非正規で働く人たちの苦しい生活を「自己責任」という一言で片づけ、環境を整えることを放棄しています。彼ら財政緊縮派は、将来の世代が豊かに暮らすことができるようにする芽を摘んでしまっています。実際に、この30年間日本で実践されてきた経済政策の結果、一部の人たちだけが富を巻き上げ、多くの人たちは生活に苦しむ社会構造が固定化されるに至っています。
しかし、そもそも世界一の純債権国として世界各国の人たちから「お金持ちの国」と認識されている日本において、非正規化や低所得化で人びとが生活に苦しんでいるということは客観的に見ればこっけいにさえ見えることです。
一部の人たちが富を収奪する構造を変えるためにも、事実を事実として認識できる「場」がすこしでも多く社会に存在していることが必要です。だから、私は、私にできることとして、その事実を共有することができる一つの「場」として「お金のしくみ」の勉強会を続けていこうと考えました。またその「場」を維持していくためにも私自身がより人の話を聞き、また、自らの表現もより磨いていかなくてはならないと考えています。」

中村哲治「日本再構築」ブログ 2021年頭所感「本当の意味での「将来の世代への責任」」

二つ問題があると思います。

一つは、主流派=「緊縮財政派」という誤謬

もう一つは、中村さんご自身のビューがご批判されている主流派のビューそのものである、ということですね。

【事実を事実として認識できる「場」】と言うならば、もっとちゃんと観察しようではありませんか!(マルクスのように)というわけ。

MMTの貨幣観を考えるためのとても良い素材が回ってきています。

このさしみさんのまとめですが、nyun にはどうしても「?」となる箇所があります。
どこだかわかりますか?

政府支出の制約が物価というところですか?

そこもですが、より根本的なとこなのです。
ひっかかるところというか。

たぶん、かるさんも「言われればわかる」と思います

貨幣が生み出される?

そこです!

貨幣っていうとなんかコイン、硬貨だけって感じがする

政府支出は日銀に振り込んどいてって依頼するから電子的な記録で銀行預金が増えるイメージ。

うん。
間違いではないのだけど、MMTの話としてなら???ってなるわけ。

ただ、ことの起こりは日本語の「貨幣」「お金」という言葉は英語の money は概念からして異なっていることですね。

前回のかるちゃんとの対談で「経済学の貨幣の定義は無意味にとても狭い」と説明しましたが、まさにあれ。

さしみさんにその意図がなくてもそう読まれてしまう

なるほど

彼ら主流の定義を再度

なので自分は貨幣の代わりに、日本人に馴染みのないIOUを使ってます。

なるほど!

普遍性、ユニヴァーサリティ

ここであえて話を変えてみます。
普遍性、ユニヴァーサリティという概念なのですが。

https://www.gakushuin.ac.jp/~881791/r.htm

こちらの方が良かった
普遍性とはなにか?
数理科学 1997 年 4 月号、「くりこみ群と普遍性」から抜粋

力学の法則、流体の法則などの物理法則は、地球上どこに行っても現れていて観察することができます。
これはとても不思議なことではないでしょうか?

植物の種類はそれぞれ違っても、花から実ができて種ができるというような共通する性質を持っている。
そういうのが普遍性、ユニヴァーサリティですね。

言葉はもっと不思議で、力学の法則は海外のコドモでも同じように理解することができる、とか。

もちろんそれだけではなく、悲しいとか楽しいとかの共通した言葉を、いったいどうして私たちは互いに了解することができるの?

かるちゃんと nyun は会ったことがないですが、会話が通じるのはなぜ?

えーなんでですかね?

なにか共通するものがあるから?

同じ教育を受けたから、というのは説明になっていなくて、外形的に同じ教育を受けた他者がいったいどうして意思疎通できるのか?みたいな問題ですね。

言語空間

そこで同じ言語空間(language space)にいる、というような概念を先に想定するわけ。

とにかくユニヴァーサリティ(普遍性)めいたものがある。

なんとなく、伝わったかなあ

その言語空間の普遍性は日本のなかでの普遍性で、力学の普遍性は地球の中での普遍性?

人類はどこでも言語を使っているので人類の普遍性と言えます。

さて、財政支出でうまれ税金で消えるのはいったい何でしょうか?

政府のIOUですか

具体的にはなんでしょうか?

政府支出は、政府の当座預金口座から民間の業者の銀行口座に振込してました。
税金は給与から天引きされたり個人の口座から引き落とされる場合しか経験がないので、どうなるのかよく分かってないです。

なんかスッキリしないですよね

確かに

銀行があいだに入ってるから?

統合政府のIOUと考えると、上の本に出てくるように日銀券、日銀当座預金(以上は日銀のIOU)、そして硬貨、国債(以上は政府のIOU)と言うことになります。

そして
G-T≡ΔM+ΔB
である。

このMはベースマネー(MB)で日銀券、日銀当座預金、硬貨。
そしてBは国債。

⊿は変化量でしたっけ?

G-Tは民間部門にある統合政府IOUの量で、日銀が国債を購入してもMとBの割合が変わるだけで、統合政府IOUの総量は変化しない。

この式はユニバーサルな感じがします。

どの通貨でも成立する、ということでユニバーサルですね

主流がぜったいに触れない現実のマネー

先日話していたかるちゃんマネー

あれはお子さんのお手伝いポイントでしたね。
1ポイントが一円だから、それは円建てのIOU。

仮に今、次のようになっているとします。
 長男 100ポイント(円)
 長女 200ポイント(円)
 次男 300ポイント(円)

はい

彼らの持っているIOUはこれが全部ですかね?

彼らにとっては誰のIOUでもいいわけです。

たとえば、なんとパパも同じことをしていて、それはこうだとします。
 長男 200ポイント(円)
 長女 100ポイント(円)
 次男 100ポイント(円)

あれれ、IOUの発行者が二人いますね。
でもこの二人は夫婦だし、統合政府みたいに一体とみなせそうですよね。

母マネーが政府IOU、父マネーが日銀IOUみたいに。

あまーい
こういう可能性も!

もしかすると、ある日。。。
    母マネー 父マネー 知らないおじさん
 長男  100   200   0
 長女  200   100   0
 次男  300   100   1000

げげ!これは!

ぼうや、
おじさんがいいもの買ってあげるよ…

次男が危ない!

子どもたちがどれぞれどれだけIOUを持っているかは計算することができますよね。

んーそれどころじゃない!

かっこの中にそれぞれの合計を書いてみました。 

             母マネー 父マネー 知らないおじさん
 長男 (300)     100 200      0
 長女 (300)  200    100      0
 次男 (1400)   300         100                  1000

にゅんさん!!あなた人の心は!

犬です

後編につづく

対話6 愛、信仰、真理、そのへん

積極財政とは何か?データ云々とか全く興味でないな~

JGという権利思想を拡げる運動が私の中のMMT

とりあえず、金ぴか本で割愛されてしまった第八章のコラムたち

権利としてのJGPというところにマミさんは反応された。

どうやったら広まるのだろうか、という問題やね。

英語とかならピンとくる話しが日本語になると違ったものに感じられると思っていて。

それは前回の話

ジョブ
→ジョブギャランティ
→ジョブギャランティプロジェクト

という、これは「限定」でなく「発展」的な論理展開ですね。

これがもし

ギャランティド•ジョブ•プロジェクト

だとかなり違う。
JGPは具体的ではない(だからBI)!となってしまう思考ってのはJGPを「ギャランティド•ジョブ•プロジェクト」と把握した結果だね。

だから噛み合わない。
ジョブ•ギャランティの、ギャランティの主語はジョブではない。「みんな」でしょう。

このへんの問題。

これやろうよ!なんでもありじゃん!という話を具体例で限定するのはとてもつまらない。

引き受ける覚悟ないの?ってなる。

んー
覚悟というより、そちらが自然なのでは?って思うんですよね。

ところが「こう感じろ!」「こう思え!」と命令することはできないという問題。

マミさんは神の福音を告げ広めていらっしゃるのだなと。

「陽気で勇敢でいてくれ」

具体的に限定するのはファシズムではないですね。

ムッソリーニは思いつきで手段を使い分けていましたがマニュアルへの挑戦でもある。

るほど!

限定とは否定であり、肯定は否定である、と。

佐藤こと議員案件みてて、あのカオスぶりが維新の強みなんじゃないかと今思った

イタリアファシスト党も跳ねっ返りを包括しながら政権を奪取しましたね~
跳ねっ返りの包括は甘やかしではありません

イタリアファシズムはありとあらゆる思想の表現を可能にした
これ、途方もない超人の哲学に思えますけれども

古代ギリシアの哲人たちは天空を見上げていろんなこと言っていたのですよね。
言ってることみんな違うやん! みたいな

いま回ってきたこの思考。 素朴なこれ「が」逆なんだよな

https://twitter.com/j_kook_chie91/status/1455938287747563521

ファシストの隣人への愛は他者を直視すること。この他者を直視することって、みんな違うやんに通じるな。

マミさんはどうやってその思考に来たのですか?
(直視を実践)

レックスとのあれこれですね
一年前の自分はこうあるべきが強かった

離れている間にファシストのグループに誘って貰って

そこにはファシストであることを除けばあらゆる主義主張を持った人々がいて、

最初はこれ読め!とかあるの?

「ファシスト」であるとはどう言う意味なんだろ

無いです

「無いです」って楽しい

経典のようなものは存在しないから喧嘩も多くて
でも、喧嘩しても包括する

そこに皆違ってもいいやんに通じるものを見ました

喧嘩しても仲直り♡

ファシスト党がどうやってでかくなったのかなー

実際の動きにはあまり興味がなくて

人々の愛を引き出した

これに尽きるのかなと

マミさんは感情を表に出すじゃないですか。 それはもともとなの?

もともとですね

そういう人には響くとおもうんだけど、日本だとマイノリティだよね。 ラテン民族とはそこが違う。

仕事より、歌とか恋の方が大事でしょ?っていう

人間の世界ではじめて就職したときにさ

社会人って仕事中に仕事のことしか考えないんだ!ってびっくりしたなあ

コンビニや飲食店で店員が楽しげに歌っている
そういうのが良いな

ほんとほんと

いつもいう「論理の順番」なんだけどね。
仕事と人生とどちらが先なのかを取り違えるから不幸になる。

GDPとか「社会の富」というものは何かというと、結局は「今日の生」を「明日の生」のために回した総額なんだよ。
そんなものを目標にしたら、今日の生がますます死ぬ。

んー待てよ。。。?

マミさんも nyun ももともとはこういう考えではなかったけれど、何らかの契機があって一種の転向をした感じだけれども、そういう契機が必要ってことになる?

「一年前の自分はこうあるべきが強かった」
そうなんだよ、経済学やっていたころのわたくしも
仕事時間に「愛」と「天」を忘れるから、だんだんそうなっちゃう?

出会いじゃないですかね

それまでは本の中のファシズムだった

愛と天を忘れちゃうというより知らなかった

知っているはずだと思うんですよね。「愛」はわかりやすくないですか? 「愛してる」、ってみんな言う。

といいつつマミさんの言う通りかもしれない。。。

愛を知ったからレックスとの今がある

それまでの私は知らなかった

自分、「愛している」とずっと言えなかったんです。知らなかったから。

初めて言ったのは二年前くらいで、そのとき「わかった」のだと思う。

だからやっぱ「そういう体験」が要るのではないかと。。。

知ることは、その忘れていたことを思い起こすことである。
これはプラトン。

あるわんちゃんに愛していると言えてから、あ、じぶんはみんなを愛していたじゃんってことを理解した。

ジュリエットはそれを思い出す機会が訪れる前に死んでしまうのだけど、そういう魂もある

愛を知る前に必ず怒りや悲しみを経由するような気がする。

あと与えられた運命というか。。。
シェイクスピアにはさまざまな人物がでてきて、みんな違うんだよね。

私が大きく影響を受けたのはジュリエットだけど、オフィーリアの狂気と死にも強く感銘を受けた。

(わかりすぎる。。。)

オフィーリア症候群と呼ばれる症状を疑われたときに、心の中で何故かワクワクした気持ちがあった。

オフィーリア症候群は判断能力や思考能力が低下して、幻覚、鬱症状、記憶障害が現れるというから。

対話を公開したくなったのは、こうした個別性が現れるからなんです。 反応があるし。

公開は全然大丈夫ですよ。 あとで「なるほど、このときはこうだった」って振り返れるから。

(あなたは自分で公開しているやんか)

シェイクスピアの書く愛は単なる性愛に限らず、様々な人間劇の結末で愛の形が違うのも興味深い。

( nyunと「何度か」会うようになっている、ってとこだけ直してね )

かしこまりー!
それはあとに書いたヘッドホンとの会合のコピーが混ざってしまったんだな、多分。

今、オススメされて読んでるのはこれ。

(それにしても、死のうとした人にショーペンハウエル読ませるかなあ。。。 自分にはぜったいできないw)

(Reksさんにはよかったんだろうね。ヘッドホンの方が交流深いわけだし)

ヘッドホンは、自分の力を効率良く行使するための考え方が非常に亡き主人に似てます。

効率?

ヘッドホンはここまで同じかはわかりませんが、主人は力(物理的なもの)をより強く発揮出来る戦略的な考えがベースにある人で、

平たく言うなら喧嘩をするのが趣味のひとつで、その理由は普段押し殺してる感情を発散したいからという理由でした。

主人の思考が諜報活動系そのままだ、とヘッドホンは言ってましたね。

なるほど
「効率」

とは言っても、喧嘩は自ら売りにいくことは殆どなかったです。社会に適合するのが難しい人だったので、よくトラブルに巻き込まれてた。

効率悪い
自分、似てるかも

社会の方が喧嘩を売って来るんだよね

その通りです。

どこ、と言われたら困りますが確かにnyunさんにお会いしたときに主人に通じるものは感じました。

「社会が狂気で俺が正気。狂った世に従うことは無い」「狂った法を守るのが正義なら俺は悪でい続ける」

この考え方はまんま主人の影響ですね。息子もこれを引き継いでる。

ちょっとだけ自分の話を挟みますと

二年くらい前に「愛する」を理解したちょうどその頃、消費税が10パーセントに上がって、日銀が株の爆買いを始めていて。

金融学会で経済学者全員が、「おかしなMMT」を語っていた。
松尾さんを中心に。

怒り、ですねえ。 それは今も。

ええええ、マルクスもわかってなかったじゃん!

ああ、そうだった。主人も死ぬ直前まで、生きてきて自分は愛することを知らない、怒りと憎しみしかないと言ってました。

みんな nyun が引き受けましょう

死者の魂を受け取っているんですよね、われわれは

死ぬ少し前に「でも、俺を愛してくれてる君のことは俺のように思ってる」という言葉を聞きまして、これが一緒にいて初めて聴いた愛の言葉かな、と。

ヘッドホンも「この世の全ての悪を引き受ける」と言ってますね。

愛してる、とは言わなかったし知らなかったのだろうと思うけど、家族に対してはこれまで生きてきて抱いた気持ちとは違うものがあったんだろうな。

それが本人にとっての愛だったのかも。

ご本人は死が近いことを知らなかったはずなのに(事故だったから)

そのはずなんですけどね。 死ぬ直前に何かの機会で言ってました。その時は不吉だとも思わず「らしくないなぁ」くらいにしか感じてなかった。

話を戻すと彼が「効率的」ってどいうことだろう。

効率良く、というか100%を出し切らずに自分の力を最大限に発揮出来るやり方、という方が合ってるかな?

蝶のように舞い、蜂のように刺す?

そんな感じかなぁ。

自分だけじゃなく、子供も守らなきゃいけないんだからと身を守る術の心構えを教えられましたが、最初は( ゚д゚)ポカーンでした。

「相手が殺しに来てるということは、自分は殺されてもいいと言ってるのと同じなので、全力で殺しにかかれ」と言われてきました( ゚д゚)

わかるなあ

なにー★

経済学を殺そうとしているつもり
それはもう全力で。

マルクスがそれやったから翻訳すればいいんだけど

主人が生きてたら 「今の経済学は国民を殺そうとしてますよ、と言ってるのと同じだから、生きた経済を学ぶものとして全力で殺るのがそれに応えることだ」とか言いそう。

経世済民とは、敬天愛人「ではない」態度をとるということに他ならないわけ。
初手で間違っている

「今の経済学」じゃないんですよ。
正しかったことは歴史上一度もないじゃんwww

西郷隆盛の座右の銘だったのか。
「道は天地自然のものにして、人はこれを行うものなれば、天を敬するを目的とす。天は人も我も同一に愛し給う故、我を愛する心を以て人を愛する也」

そうだった。nyunさんに「歪んでいる」という言葉を言った時に「歪むというのは正しかった時期があることになる」って言われたことあったわ汗

ただ西郷、下野したあとに達した境地なんだろうなと思っています。

聖書、宗教に繋がるものがあるなぁ。

海外から戻ってきた岩倉使節団がやっていることに違和とか怒りを覚えた。

https://kyugaku.ed.jp/aic/yowa/vol12.html

もともと宗教から来ているわけ。
儒教の敬天にキリスト教の愛が合体した。
グレープフルーツジュースだと思う。
ハイブリッド。

宗教的なものを感じたのに納得。

新政府の「自由な個人による民主制、富国強兵」というイデオロギーは、宗教的な何かの代わりにカネ(資本)を置いただけじゃんと思う。

勝てば官軍

列強によって「置かされた」というか。

金が信仰の対象となってるんですよな。貨幣という偶像崇拝者。

明治からは余計に濃くなった

ドイツやイタリアもそういう感じ(イメージです)

武士は算数を習わなかったんでしょ?

打算的になるという理由で

今の保守()は明治維新は革命だから正義、みたいに思ってるんですよね。昨日のスペースで言ってる人がいた。

革命を支持する保守……

小学校の社会の教科書思い出すけど、あれ洗脳だよね。今も。

そういう武士が滅んで、明治からは金や損得で動くようになる
高橋是清とかなぜ人気なのか
自助努力の馬鹿野郎

そこはねえ、自助でいいんだ

高橋是清は昔、三橋貴明が持ち上げてて、著作もあったはずだから、その影響もありそう。

各自自分で立つから闘うわけで

そうですね

中野剛志も持ち上げるわけ。
〇〇〇おかしい

中野さんの著書を読んだことがありません

中野、三橋信仰は未だに根強い。

わたくしがブチ切れた上記の金融学会で、中野はMMTを使って是清は正しかったとかやりやがったのよ。
〇ねばいいのに

私も中野著作は読んだことない
(´・ω・`)

でもそれを読んだ人がインフレ率2%と言ってる

そうそう。マミちゃんは私が経済を勉強したい、と言ったときに本を読むのはあとにして、まずは民間で研究してるアカウントのツイートを見ていこう、って言ってくれた。

ああいうどっちつかずのコウモリみたいな議論をする人はいつの時代も現れるもので、マルクスが歯牙にもかけなかったフリードリヒ・リストを今頃追いかけているというバカ

私が池戸万作と相互フォローでインフレ/デフレ論に傾倒していきそうになったときに、正しい方向を教えてくれたんだよね。

私もMMTを理解してるわけじゃないですよ。労働者の魂の叫びとかそんな話をしていたように気がします。

叫んでいればいいのに、間違った理論に誘導される

ところで。。。

無政府主義は国家の否定?それとも権力の否定?

どう思われますか?

アナーキズムは産業革命、市民革命との反動として生まれた考えで、権力ヒエラルキーの解体を目指すということ、かな?

建築の反対

無政府主義という日本語は適切ではないと思いますね。
あと、一番強い権力が「正式な政府」と呼ばれるわけで。

フランスのプルードンあたりが思想的な先駆けと思いますが、マルクスにすればそれは現実ではない空想で、自分もそう思います。

マンキューの人心荒廃チャンネル(公式)
@mankyukouhai

note書いたにゃ!
衆院選を終えて|mankyu22neko
#note
午前10:50 · 2021年11月4日

ククク
まさーに
面白いように繋がる\(^o^)/

「簿記に」
「数式に」
「図に」

表したら現実になるという「思考」

彼ら、維新支持じゃなかったの!?

れいわや玉木推し多い?

玉木推しって維新推しと変わらんやん(´・ω・`)

○○〇が悪いわけ

(またヘッドホンに操られるわたくし)

でも言ったら松尾さんや朴さんは維新と同じでしょ
中野剛志も三橋も

〇〇は度し難い

でも、何故か三橋と中野だけは違うとしてる経世済民は多いです(´・ω・`)

わたくしは「経世済民がバカ」と言っているわけでして

なにー★

さっき言ったやん(泣

で、三橋の化けの皮が剥がれていくと「もう誰も信じられない」と諦めの境地に入る。

ゆえに自分で考えるのです。 天は自ら助く者を助く

天は自ら行動しない者に救いの手をさしのべない。

- シェイクスピア -

事実を述べると悲観主義者と言われるけど、それだけ今の事実が悲惨だということであって… 多くの人は「自分に何も出来ない」と諦めてしまうからね。

上のマンキューネコは「事実」を見てるつもりなんでしょ。 経済学者も。

事実を見てるつもりで諦めの境地に入ってる人や、希望を見てると言いながら願望を見て、絶望への道を舗装してる人は多い。

プルードンのような空想的社会主義者はそれだし、マンキューネコもそれだねえ。

あたしゃREKSさんの入院を真実がどうか疑ったし、ある時点まではマミさんと同一人物である可能性も捨ててなかったなあ

なんだってー!!

(やっと言えた)
でも確かに祈っていたのよ

疑いに対しては仮に物的証拠を出したとしても、疑念は解消しないのだと思ってます。

診断書を提出しても偽装だと疑われたりしましたからね…

裁判とは事後の物語のもっともらしさを争うわけだしね

診断書をどこに?

職場です。

今回あらさまに疑われたの?

「何が起きるかを推論したり, 明日や明後日のことについて無駄で無益な推測をするのは, 私たちの関知したことではない. そうではなく, 私たちは従順に自分が置かれた場所に立ち, 自分の信仰の光の中で出来事を理解し, 来る日ごとに定められた務めを行うよう, 呼びかけられている. この開放性と従順な備えの覚悟が, 真の自由と表裏一体のものなのである. これらがないところには自由もない」
(フロマートカ編著『宗教改革から明日へ』平凡社, 邦訳394ページ)

これは, フロマートカが書いた章からの引用ですね

ロマン主義だ

前回も上半身がほぼ無傷だったので、それを疑われましたよ。 今回も入院期間が短かったことなどから、有給がまとめて取れないので、障害を盾に休みを取ろうとしたんじゃないかと言われました。

多くの人がそうなのだけど、職場の人間関係が希薄なんだよね

前回のことも含めて、証拠を出しても疑いは晴れないものだと学びました…

自分もかつてそうでしたよ。

ゲーテ『人間は現在がとても価値のあることを知らない。ただなんとなく未来のよりよい日を願望し、いたずらに過去とつれ立って嬌態を演じている。』

誤った観念に属する積極的なものは, 真なる概念が現れても, それが真であるというだけでは, なんら除去されない

スピノザ

一番おかしなことは, 人間というものはたとえ間違いの原因を暴いたとしても, だからといってその間違いそのものを捨てないことである

ゲーテ

負けずに再度貼る

届きました

今泉せんせーはーと

「いつなのか, いったいいつなのか? そう性急に問うべきではあるまい. 辛抱せよ. 新しいイェルサレムがこの世の首都となる永世平和の聖なる時代は来るだろうし, 必ず来るにちがいない. そのときまで, わが信仰の友どちよ, 危機の時代にあっても, 勇気と晴朗さを失うなかれ. 言葉と行為でもって, 神の福音を告げ知らせよ. そして死を迎える日まで, かぎりない真の信仰に忠実であれ」(ノヴァーリス『ノヴァーリス作品集 第3巻』ちくま文庫, 邦訳123-124ページ)

アーメン

(これは理想化された信仰であって、何かあるものを信じているのではなくて、ただ信じるということね)

なるほど

これは敬虔主義者と誤解されてしまうということで、雑誌に載せるのは見送られたという経緯も。

ふむふむ

結局ゲーテの判断に従ったそうで

ふむふむ

ゲーテが50歳くらいで大御所、ノヴァーリス29歳、かな?
その二年後くらいにノヴァーリスが先に亡くなる

1799年に『キリスト教世界…』を書いていたようですな
1801年にノヴァーリスは亡くなる

やっぱ翻訳すると感じが消えてしまう。
「危機の時代にあっても, 勇気と晴朗さを失うなかれ.」
ここは
seyd heiter und muthig in den Gefahren der Zeit
命令文ですけれど
be cheerful and courageous in the dangers of the time

英語だと軽いなあw
現代英語だと軽い

いずれにしても「勇敢で快活であろう」が先で「危機の時代にあっても」が後になってほしい。

dangerというよりも, crisisと英訳されているもの, だと思っていましたぞ
crisis<cross=十字架

うーん

もしそうなら、Krise

ふむふむ
Gefahren, とは違う感じですな

Gefahr の元は「fear」と同じで。ちょっとしたものも含まれるのだけれども、
たとえば当時だと、清が日本にやられた、ロシアはどうなる?みたいなことをプロイセンの王は心配したりする。

それは Gefahr です。

このノヴァーリスの Gefahren der Zeit ってそんな大げさな話だけではなくて、われわれは時代や時間に翻弄されるけれども、くらいと解釈しています。
生きていればいろいろあるけれど、くらいだよなとね。

Gefahrは, 日常語, と言う感じを受けますね
crisisというと, 差し迫った感じがあるような

大げさにもなるわけ。中国の危機!とか言うでしょう?

言いますね

どっちでもいいっちゃいんだけど
crisis はギリシャ語の κρίσις で。。。
あえていえば、Kriseは外形的な、Gefahr は内面的な「感じ」というか

当時のドイツ、今の我々からみたら激動なんだけど内心を重視したというか内心オンリー的な人ですね。

あれですよ。
財政危機なんて存在しなくて恐怖する人間がいるだけという。
ナントカ
ナントカウイルスもさあ

くにごろうの裏垢
@9256_bot


【ある若者との会話】

消費税廃止とかあり得ないですよね?

その分、将来世代の負担が増えるからってこと?

そうです。

んー

午後4:56 · 2021年11月4日

消費税廃止だと社会保険料あがりそうだwww

あ、所得税だと橋下は言う。

対話5 IOU談義、パート2

働く権利についてこの呟きに感銘を受けています。

全国転勤する国家公務員の妻は働きたくても面接や履歴書で落とされることがあります。

住所が官舎になっているとそれだけでダメだそうです。以前の同僚が妻がパートに出たくても落とされると言ってました。

働く権利を奪われている人は可視化されてないだけで、実はたくさんいるのではないかと思いました。

コロナで自殺した若い女性が多くいたとラジオニュースで聞きました。

理由が職場環境の変化だとか言われていて。もしちゃんとした条件で働くことが権利だと皆が思っていて、それを要求するのが当然という世の中だったら、その人達、死なずに済んだんじゃないかと思って。

宝くじはIOUですかね?

??

いろいろな人に聞いているんですが、IOUって何をイメージするのかなと。

文字通りだと、あなたに借りがあるってことだから

数字が通貨単位になっているものということにしましょう。

円、お金、美術館の割引クーポン
銀行預金、ペイペイ
私が子供に与えるお手伝いポイントも?

それは円?

1ポイント=1円に交換できます
お菓子やおもちゃを買うときに使える

ならばIOUと言うほかはないですね!

いまちょっと閃いたのだけど。

??

資本論の冒頭の一文

資本論の出だし

Der Reichtum der Gesellschaften, in welchen kapitalistische Produktionsweise herrscht, erscheint als eine “ungeheure Warensammlung”

この主語ですが、分解して

Der Reichtum
Der Reichtum der Gesellschaften
Der Reichtum der Gesellschaften, in welchen kapitalistische Produktionsweise herrscht,

こんなふうに、名詞を限定していく話法と言うか。

→ 「社会の
→ 「 資本制生産様式が支配的な社会の

富と言う単語を、だんだん限定していくわけなんです。
日本語だと修飾語が前に来るけれど、ゲルマン語は名詞が前。

こんなふうに、名詞を限定していく話法と言うか。 これはIOUでも。

レイの入門
An IOU(I owe you)is a financial debt, liability, or obligation to pay, denominated in a money of account. It is a financial asset of the holder. There can be physical evidence of the IOU(e.g., written on paper, stamped on coin), or it can be recorded electronically(e.g., on a bank balance sheet). Of course, an IOU is a liability of the issuer, but it is an asset of the holder(who is also called the creditor)

いまかるちゃんは 「文字通りだと、あなたに借りがあるってことだから」 と言った。 そのとき思いつくのは円建てでない何かがいろいろありますよね。 たとえば?

誰かから何かもらったとか、してもらったとき、心の中でいつか何かお返ししなきゃなっていう記憶?

それは確かにありますよね。内心のIOU。
他者との関係だと?
他者と合意が成立しているというか。

貸し借りの時?

どのような?

例えば今回の選挙で私は兄にれいわに入れてねって頼みました。それで兄は引っ越しを手伝ってほしいと言ってきたので、暗黙の契約ができました。貸し借りというか。

それはぴったりの事例ですね。

アメリカ人は I owe you をそういう感覚で使っていると思うのですが、レイの本は、そこに限定をかける。

a financial debt, liability, or obligation to pay, denominated in a money of account.
というように。

a financial debt, liability, or obligation to pay,
ここは、例示。
例示だからまだ限定ではない。

denominated in a money of account. 
これはハッキリ限定ですね。

以下の部分は、その性質。
It is a financial asset of the holder. There can be physical evidence of the IOU(e.g., written on paper, stamped on coin), or it can be recorded electronically(e.g., on a bank balance sheet). Of course, an IOU is a liability of the issuer, but it is an asset of the holder(who is also called the creditor)

これ。物理的な何かでも、電子的な何かでも構わない。
つまり、口約束は除去されていないんですよね。

denominated in a money of account.  これはどういう意味ですか?

ある貨幣単位建てである、ということです。円建てとかドル建てとか。

この本では貨幣単位建てという限定付きの意味で使いますということ?

そうです。 学術書ではよくあります。日常語とごっちゃにならないように。
そのために本の最初に「定義」があるわけ。

これは翻訳された「moneyの定義」のあとの訳注なんですが、こういうことを翻訳者がやったら台無し。

IOUのところは。。。

あーあ。。。

英語に書かれていることを頭から順番に理解していけば、証書である必要すらないわけだし、だから宝くじや馬券はIOUかな?という気分で読めるんです。

かるちゃんが発行するお手伝いポイントは確実に入るものととして、読む。

かるちゃんマネー

私もIOUの発行者だった!

私はスマホに電子的に記録してました

かるちゃんのお手伝いポイントマネー

それはどのタイミングで記録しますか?

お手伝いしてくれた時です

価格表はありますか?

一応決めてました。
あと喧嘩をするとマイナスされる

実際に手伝いの仕事が完了してから、電子的な記録になるまでに時間差がありますよね。

そうですね

IOU関係が成立するのはいったいいつなんでしょうね?

ポイントあげるからお手伝いしてと頼んで子供が良いよと同意した時?

考えるとそれって結構あいまいなんですよね。 一方がお手伝いをしたと思っていても、他方がお手伝いになっていないという事例が出てきたり。

そういうのはありましたね

一般、全般、特殊の「特殊」のモメント。
note に書いた話なのですが。。。

お手伝いであるかどうか判断する

そうした精神作用の結果として、具体的数字が記載されたIOUがスマホに現れるわけですね。

Einzelne

こんな感じ?

マネーと言うものを、そんな感じで把握するのがMMTなわけですよ。
権力関係が先にあるでしょう?
もっと広く社会関係、ですね。

ところがですね

(え、援用しているんだ!、みたいな)

ここには私のお手伝いポイントも美術館の割引クーポンも入らなそう
政府と銀行のIOUだけに限定している

「インフレにならない限り、政府が国債を発行すべきなのかはなぜか?答えはここに書かれている。」のだそうですよ!


笑い死にます
(対話の公開を念頭に置いた表現になってしまう)

このような、MMTがまともに読まれない事情と、資本論がまともに読まれない事情がまったく同じなんですよ。

資本論が商品という「一番ちいさな形態」を徹底的に考えるところから始まるように、スマホのポイントとか、一枚の宝くじを徹底的に考えるところから論理が始まるわけです。

だからヘッドホンさんたちと宝くじのお話を…

JGPもおんなじなんですよ

と言いますと?

ある種の人々は政策が具体的ではない!って言うのだけれど。

誰もがまともな条件で働く権利ですよね

先週うれしいことがありまして。

レックスさん助かってよかった…

自殺者が増えているということだけども、一人づつみんなで何とかしていく以外にないわけ。
パワハラも失業も。

一人づつ、それが
Job Guarantee Program

仕組みを変えるとかじゃなくて、一人ひとり。私の考えが転倒していたかも。

数年前まで nyun もそうだったですよ、という話を以前しましたね。
MMTやマルクスを文字通りに読めばいいんです。

だから、マルクスマンガも一緒にがんばりましょう
楽しく!

はい♥

姉妹サイト「資本論を nyun とちゃんと読む」、近日正式公開スタートです
\(^o^)/

ちょっと予告だけ。。。

対話4 IOU談義、パート1

おお!
roryさんナイス

色彩ゆたかなIOUたち
例えば国債、例えば銀行負債、例えば日銀当座預金
例えばクレジットカード
硬貨だってIOUなのです

(朴さんとあまり変わらないような)

Imagine !!

そもそも今あげたIOUは、色彩が豊か、じゃなくて、なんというか、味の濃いIOUですかな

薄いのは?

そうですねー、うーん…
ありがとう、と、どういたしまして

I owe you はありがとうだけど。。。
今、通貨単位は必須としよう

日本で言えば、円、という通貨単位で表示されたIOU

どうぞ

商店街の商品券

そだね
当たりの宝くじはどうか

あ、使ってないクオカードと図書カードの存在を思い出した…
有効期限が切れてないとよいのだが(…)

宝くじを考えて欲しいのだがw

すいません★

ここはカット?w

はーい

(ヘッドホンらしいから残そう)

宝くじに一万円支出したとして、一千万円がもらえる宝くじに当選したとする

おお

その一千万円のうちの一定額は、税金として事前に(?)回収される。 その回収金額を例えば三百万円とする。 とすると、手元には実質七百万円の宝くじがあることになる
(支出費用を考慮すれば、実質699万円の宝くじが手元に残る)

(無税じゃなかったけか)

(買ったことがないのでわかりません★)

(まあいいや)

無税だとすれば、支出費用をさっ引いた、実質999万円の宝くじが手元にある状態

通算するわけね

はい

今の問題は「宝くじはIOUか?」

むむむー
丁寧に道を示されているはずなのですが、当方、その道において方向音痴を発動している気分★

ハズレの宝くじでもアタリの宝くじでも、宝くじの売り手と買い手との間で金融負債の変動があるから
答えは…IOUである

というか、宝くじを購入する時刻と、宝くじの結果がわかる時刻との間に差がある時点で、立派に宝くじはIOUの資格を持つのか?

外れた場合には、私は宝くじ売り場に千円払った、という事後的結果の証拠
(一万円を支出したという設定でした…)

当たった場合には、私は宝くじ売り場(あるいは換金所)から、999万円貰える、という事後的結果の証拠

IOUは、デジタルデータとして現れる場合もあれば、有形物として現れる場合もある

レイのMMT PrimerにおけるIOUの説明…

An IOU(I owe you)is a financial debt, liability, or obligation to pay, denominated in a money of account. It is a financial asset of the holder. There can be physical evidence of the IOU(e.g., written on paper, stamped on coin), or it can be recorded electronically(e.g., on a bank balance sheet). Of course, an IOU is a liability of the issuer, but it is an asset of the holder(who is also called the creditor)
Wray(2015)p. xiv

ヘッドホンが相手だとこの辺は楽やねw
すぐ出てくる

結構な頻度で, 話が飛び散らかっている気もしますけれども★

その、レイ入門の定義で行こう

ここで注意したいのは常にレイ本に従う義理はないということです。
さしあたり、この定義で考えましょう。

難しい?

細胞を肉眼で見ようとするような感覚ですかね?

そうそう。一度解いたらもう忘れないと思う、
ヒントいる?
明日まで考えるとかでも。

馬券でも同じ

うーむ。いろいろ考えて、ループに入りましたから、最初の直観に戻ることにしました。
最初の直観とは
IOUになるときもあるし、ならないときもあるような?
です
レシートや領収書のことを考えておりましてですね
(宝くじを考えるとは、宝くじ以外を考えること、につながるということで★)

「一見当たり前とされている概念や言葉について, それを詳しく書こうとしなさい」

IOUになるときもあるし、ならないときもあるような? これはそうですね。

IOUってなんやろ(´・ω・`)

読んだのに分からん…… (´-ω-`)

月が綺麗ですね、ってことか★

なにー★

一千万円が当たるとされる宝くじを、一万円支出して買ったとする

当たりならば999万円の得、外れならば1万円の損

(゚ー゚)(。_。)ウンウン

けれど、あたりかハズレかは、宝くじを買った瞬間にはわからない

機会損失って習ったよね

埋没費用のことを考えても仕方がないのよ
目の前にあるのは一枚の宝くじ、さて?

機会損失って得られる機会を失ったことが損失だってことだよね???

>最善の意思決定をしないことによって、より多くの利益を得る機会を逃すことで生じる損失 なるほど(´・ω・`)

これは企業ファイナンスの最初に習うのだけれど、意思決定するときには過去の事象に捉われてはいけない、ということです。 その宝くじを一万円で買ったなら、その過去はもうどうでもいいわけ。 事実は、その宝くじが一枚手元にある。これだけ。

これはめっちゃ分かりやすい (*^^*)

ヘッドホンが考えている間に話を展開すると、これは人間の認識の哲学的問題としてロックやヒューム、そしてカントの議論に接続する話だったりします。
それは別の機会ということで。

これから、リベラリラリたちと、お話ししてきます★

だれw

ヨロ(`・ω・´)スク! と、お伝えください★

国債をはじめとした債券の持ち手も同じなんです。
それがいくらで売れるかは、事前にはわからない。

これはとっても大事な話な気がする。
一枚の宝くじの、場合分けを真剣に考えてほしい、かな

対話3 貨幣を「定義」したい人たち

これは★

https://twitter.com/psj95708651/status/1453688248178393088?s=20
https://twitter.com/psj95708651/status/1453690990179483648?s=20

こういう学者が存在するという現実

こういう学者が大学生を教えているという現実

たとえば木村くんは言っていることの意味はかなりわかる。
けど朴さんは論理が通じる気がしない。
内的論理がわからなくない?
彼にとって貨幣って何だろ?

金や銀のような実物の, 交換手段…と想像してみると, だがしかし, 朴さんがいわゆる「商品貨幣」を否定していることと, 辻褄が合わないように見えますね

いや。彼が良く出している四部門BS連関あるやん

これですかな

うん

この図でいったいどれが彼にとっての貨幣なのか。 それはどこかで語っているのかな?

朴, シェイブ(2020)『財政破綻論の誤り』青灯社

買ったのか。。。

買っていたのです
いつ買ったかは忘れましたけれども★

これ図表2-7が「本書における貨幣の定義」だから、これが定義か。
つまりそういう「場」の議論ってことになるれど、その定義じゃだめじゃんっていうのがMMTの言っていることなんだよね。

money=currency, という「場」の設定
そりゃ, Taxes Drive Currency, の話が, MMTの論述方法とは, 異なった仕方で理解されるわけですか

これだとヒエラルキー関係はどうなるんだろ。本にはあるの?

索引を見る限り、ヒエラルキーとかピラミッドの話は出てこないです

索引を見る限り、ヒエラルキーとかピラミッドの話は出てこないです
モズラーの名刺の話は出てきています

わたくしはもはやMMT頭になったせいか、これで何が論証できるのかがさっぱりわからない。

民間の純金融資産がG-Tに等しい

これがなぜ大事かはヒエラルキーを考えないと無意味だよね。。。

(海外部門を除けば)民間の純金融資産を変更できるのは, G-Tに多大な影響力を持つ政府のみ

というか, 多大な影響力を持っていようがいなかろうが, G-Tを変更できるのは政府となりますか

wankonyankoricky
@wankonyankorick

逆にお尋ねしますが、シェイブテイルさんご自身は、500円玉はどうして500円で流通するとお考えなんですか?(´・ω・`)

午前10:43 · 2021年11月1日·Twitter Web App

ちょっと待ってね。 MMTerから言わせれば、これ統合政府のIOUの話しかできないじゃん。教育ローンがどんどん増えている状況、とかどうやって把握するのこれ?

「そ, それは民間金融機関及び公的金融機関の振る舞いが悪いのです」(キリッ)

「場」と言う意味で、貨幣の定義は

MMTだと「その通貨単位建てのIOU」だとして
これは「ユニバーサル」な把握と言っていいと思うよ。誰だって発行できるし、借用書のやり取りは普通にあるし。

なのにどうしてわざわざこの狭い「場」を設定するのだろう。

反証可能性とか言う以前の問題だよね。

朴さんたちは, これが現状において「適切な場」の設定であると考えているということですよね

わざわざ狭い定義をする意味がわからないですよね。何がやりたいのか?

狭い定義あるいは狭い問題領域でないと, 「論理的な論文」が書けないとか?

てかですね。 これだと貨幣は外生ってならない?

ちがうか。貸出があるから。

統合政府のマネークリエイションは外生で、民間部門のマネークリエイションは内生、と、彼らは区別している?

そうだね!

そうだとすれば、銀行の預金だけが特権的に貨幣に入れられるのはなぜ?

銀行には中央銀行と「準備預金」というつながりがあるから?(準備預金(日本だと日本銀行当座預金)は, 決済の最終 支払い完了性を持っているから?)

でもそれはつながっていないわけだよね。預金は内生なのだから?

「日本で偽札を作ったら逮捕されるから, そのようなIOUは貨幣に入れないのです」(?)

あるいは, 法律上, そのようなIOUは「貨幣」に分類されていません
と言った説明?になるのでしょうか

そうですね。 法律のことを現実と言っている。あってるかな?

そうですねー、法律という言葉は現実の一部を囲んでいる、ようには見えますね

もしも法律が現実だと主張するなら、消費税を廃止
というのは「非現実的」な主張ですよね。

はい

でも、現実をおかしいと言い始めたらオカルトだとか言っていましたよね。

そう言ってましたね
自分にとって都合の良いことを現実、都合の悪いことはオカルト、と呼ぶのならば、朴さんやシェイブさんの言動を、理解することは可能

そう思います。 ちゃんちゃん

人は見たいものしか見ない、という傾向をゼロにはできないのでしょうが、それにしても、朴さんやシェイブさん(シェイブさんは素人なのでしょうが、朴さんは大学教員)は、思い込みが強いか

そして思い込みが強いから、自分に合わないものをオカルト呼びし始める

うーん、大学教員で思い込みが強い…すまんねさんだ★

そこまでバカだとは言いたくないから、論理がわからない、とかキモい!という表現もするわけです、わたくしは。

なるほど

ではこの件はこのくらいで?