ホーム » ヘッドホン » 対話1 話題は「場」など

対話1 話題は「場」など

オノ・ヨーコのこと

オノ・ヨーコ、知ってますか?

知ってますよ
starting overとかは, 私のお気に入りの曲の一つです
私の両親, 特に母親の影響でビートルズは, よく聞くのです
全曲聴いているわけではないですけれど

そうでしたか! nyunは。。。

(長くなるので中略)

で、歌詞があれだからこの曲は特別で、街やラジオでふと聞こえたりするとたまらない気持ちになるやつです。

という話を、先週資本論がらみでかるちゃんとしていたのだけど、彼女も母親の影響で子供のころからジョンを聞いていたそうで。
広島にヨーコの展覧会が来たときにも行ったのだとか。

話変わって。

わたくしにとって大石あきこさんが絶対に信用できるのも、こういうところで。

拝啓ジョン・レノン(今日は命日)

えっと、これは、どういうことだろう? と考えると、ヨーコにたどり着くんだよね。

これは、nyunです(笑)
ヘッドホンもそうだ

そうなのですか!

もしまだならこれを読んでください

わかりました

彼女の言葉は、断定や命令で始まることが多いです。
それはきっと東洋的なんだよ。
むしろ西洋の人は、均衡を先に考える。
そんなことを思いました。
あとは。。。

ラテン語には著者命令法というべきものがある

ゲーテ

imagine

これは命令、断定ですね

ですね

自分もそうなんだけど、母親の影響はでかいねえ

母なる大地の懐に
我ら人の子の喜びはある

大地を愛せよ 
大地に生きる 人の子ら 人の子 その立つ土に感謝せよ
(人の子ら 人の子ら 人の子ら 土に感謝せよ)

平和な大地を 静かな大地を

大地を誉めよ 頌えよ 土を

恩寵の豊かな 豊かな 大地 大地 大地
(我ら人の子の 我ら人の子の 大地を誉めよ)

頌えよ 頌えよ 土を
(誉めよ 頌えよ)

母なる大地を 母なる大地を
頌えよ 誉めよ 頌えよ 土を

母なる大地を ああ 頌えよ大地を ああ

大地讃頌

ムッシュ・カピタルを愛している場合ではない★

Money is just an IOU.

これも断定。

断定から始める、ということ

こういうことだよなと

最後の六文字はともかく

もう一つの、それに先立っている制約は、資本制生産様式なのであった。

キミの先生(石倉 雅男 – 一橋大学経済学研究科)とこういう話ができたらよかったなあ。

それは悲しいことだけれど、人類の魂はずっと前から続いていたわけだねえ

魂のリレー

あとはたのむ(笑

了解です★

ああそうだ、じぶんはMMTわんちゃんを名乗っているけれど、ほんとうに伝えたいのはノヴァーリスとヘルダーリンかもと思うようになりました。
彼らはオノ・ヨーコより先に「言葉から始める」以外にありえないということを語っているから。

初めにロゴスありき

経済学批判のカール・マルクス、神学批判のカール・バルト

どちらにも共通することは、表現の特異性

バルトは、表現主義、というものに分類されています

War is over if you want it. War is over now. ってことですね。

永遠平和のために

「いよいよわたくしが、賛嘆と畏敬してやまないものは、天上に輝く星座と、わが内なる道徳律」 (実践理性批判)

カントのこれも母親アンナの。。。

星座と道徳律…ケプラー

そうなん?(知らない

いや, 単なる連想ゲームです★

ああ。 ケプラーもニュートンも、内なる道徳律というより、世界は美しいはずであるという、いわば狂信者だよね。

「科学的」

吉貯無@つばめさん
@kiittyomu

まあ、これからMMT理解者はいいかげん知的遊戯から脱皮していかにしたら民間で広まっていくかを考えていかないとホント日本潰れるよ。 今回自民が過半数取ったことで自民の議員に積極財政をみんなにしろ! って言わないといけなくなったんだから。
午前7:48 · 2021年11月1日


共通善ぽんちゃん ・ω・
@DaifukuPonchan

共通善を蔑ろにしていると力が分散して自己満足になーる ・ω・ 纏まれる所でまとまる 誰もが反対できない理想には問題点を見つけながらも対案を出し、何がなんでも実現させるという考えが皆には一切ない ・ω・
午前10:30 · 2021年11月1日

科学に先立つ科学

「これからMMT理解者は」って

「理解」してないじゃんwww

と、言うだけではしたかがないので「彼らが理解したと思っているものは何か」をちゃんと考えると?

この「病巣を取り除く」という思考に問題があるのは貴殿もわかるよね。

その思考があるから「国債が借金だという嘘」を頭の中で構築してしまう。

はい

(なおこの対話は公開しますよ)

(了解いたしました)

何がいけなくて、どうするべきなんだっけか?

と言いますと?

「病巣を取り除く」という思考について

病的と正常的の区別に限界があるということ
間違いを取り除こうとするあまり, 真理をも傷つけてしまうこと

そうだね。
では、われわれにできることは何だろう。

「場」の話

フィールドはこの世界である
フロマートカ

そうすると?
物理学で使う「場」だね。

確かに!フィールドを, 「場」とか「界」とか訳しますね

世界を「科学的に扱う」ために、観測可能な量を元に「場」を定義するわけです。

経済学もそうでしょう?

そうですね

経済学は「場」の設定がめっちゃおかしい。その雑さときたら物理学どころではないよね。

というのはいつもの話なので、フロマートカに寄せると「この世界そのものを場」と把握せよ、ということだね。

そうなりますな

上の方は「先ずは自国通貨建て国債が借金だという嘘を取り除く」ことだとお考えだけれど、そうではないよね。

この世界が場だということであれば、この世界の富は大地を母、労働を父としてできている、と言うほかはない。
そしてそうしたものを価値と言っているわけでしょ。

はい

物理的なものにせよ、精神的な何かにせよ。

value<valere=to be strong

そうした「富」を産み出すのは人間の基本的性質である、と、資本論のマルクスは把握したわけだ。

なるほど

資本論の冒頭は「価値形態論」とか呼ばれていて「価値」の話ではあるのだけれど、「ある限定された場」における「価値」の話なんだよね、あれ。

熊野純彦『マルクス 資本論の思考』 「資本制的な生産様式が支配している社会の富はひとつの「とほうもない商品のあつまり」として現象し, 個々の商品はその富の原基形態として現象している. 私たちの探究は, それゆえ商品の分析からはじめられるのである」

マルクスはここで「富」をすごく限定しているけれど、限定しているということは、「富」はもっと大きいということを最初から意味しているっていうことなんだよね。

限定とは否定である スピノザ

まさにそうなんです。上のカントの道徳律も、スピノザの論理形式を踏まえていて、マルクスもまた。

ああ. そういえば, 佐藤一光先生がですねー

ほうほう

MMTにおける「為替」と「物価」の取扱方はどうなっているのかね?
と何度も言っているんですよ

ふんふん

MMTもまずは閉鎖経済から考えているようだけれど, 最初から開放経済を想定した方が良いのではないか

みたいなことを言ってます

それも、上と同じ論理エラーだよね。
コンテキストが把握できていない。
(入門レベルというか)
IOUは世界に遍在していて、各国通貨はその一つ。

一国一通貨, を原基形態としている?

Eurozone Dystopia

違う。

富の原基形態を追求する前に、コレクティブな富を先に考えるから議論が宙に浮くわけよ。

あ、ユーロに関してはそういう分析できるね。

MMTにしろ、マルクスにしろ、そういう観念上の線を先に想定することによる弊害こそを問題にしているわけだよね。国境とか、通貨とか。

これはマルクスによる国民経済学批判と同じ。

なるほど

こうした「この世界」という場において、日本政府はその権限の範囲で何ができるかっていう話になるべきだよね。
そうすると「国債は借金であるという嘘」が嘘ではないということになったからと言って、どんな意味が出てくるだろう。

貨幣は誰でも創造することができる. 問題はそれを受け取らせることである

ミンスキー

国債を特定の誰かに受け取らせる権限を日本政府は行使し続けている

一方ほとんどの人は自分の発行のIOUをみんなに受け取ってはもらえていない。

より上位のIOUと引き換え可能, ということがない限り

「教育ローン」や「住宅ローン」は受け取られるけれど、キツい制約が生じます。

はい

人類はものを作ってしまうという性質があったわけだけど

交換のための何かをね。

「交通」 – Verkehr –

人間自ら自らに対して課した制約が、生きていくために必要な交通を妨げているのだから、問題はここだよね。

神が人間に対して課した制約ではなく, 人間が人間自らに対して課した制約のおかげで, 人間は苦しんでいる

というわけで、民主政府は、支配下にある人間全員に決済能力を付与しない理由はさしあたり、ない。

決済能力とはIOUを受け取らせる能力のことだね。

はい

「国債がどうのこうの」はかなりどうでもいいw

なにー★

そうきたか

貨幣の民主化, という単語が思い出されました

民主政府だったらそうならないとおかしい。

ベーシックインカム支持者で, 反民主主義支持者がいる, というのも偶然ではないのですかな

国民は基本的な決済能力を与えられなければならない、という思想やね。 それは別の意味でとてつもなく視野が狭いというか。。。

GiGi
@gigir

カール・マルクスの唯物史観は、産業革命後のごく一瞬にだけ時流にマッチした一発屋のネタなんですよ。新自由主義と同じ「たまたま時流にあっただけ」の経済理論です。どちらも現実の経済に当てはめてはいけません。ただちに棄却しましょう
午後0:08 · 2021年11月1日

竹林の一愚
@earthhackpost

そもそも株かじりは一体どれだけの付加価値を生産してるんだよ。全員が金利生活者になったら一体誰が生産するんだよ? ロボット? そうきたか! ならばベーシックインカムで全員を不労所得者にすることに何の問題がある? 語るに落ちるとはそういうことだ。
午前10:52 · 2021年10月31日

www

わんちゃんの感想:

最後、もうすこししゃべりたかったのだけれど( 国民は基本的な決済能力を与えられなければならないという思想 はどのように視野が狭いのか)、このあと話は別方向に進んでしまい。。。


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です