働く権利についてこの呟きに感銘を受けています。
全国転勤する国家公務員の妻は働きたくても面接や履歴書で落とされることがあります。
住所が官舎になっているとそれだけでダメだそうです。以前の同僚が妻がパートに出たくても落とされると言ってました。
働く権利を奪われている人は可視化されてないだけで、実はたくさんいるのではないかと思いました。
コロナで自殺した若い女性が多くいたとラジオニュースで聞きました。
理由が職場環境の変化だとか言われていて。もしちゃんとした条件で働くことが権利だと皆が思っていて、それを要求するのが当然という世の中だったら、その人達、死なずに済んだんじゃないかと思って。
宝くじはIOUですかね?
??
いろいろな人に聞いているんですが、IOUって何をイメージするのかなと。
文字通りだと、あなたに借りがあるってことだから
数字が通貨単位になっているものということにしましょう。
円、お金、美術館の割引クーポン
銀行預金、ペイペイ
私が子供に与えるお手伝いポイントも?
それは円?
1ポイント=1円に交換できます
お菓子やおもちゃを買うときに使える
ならばIOUと言うほかはないですね!
いまちょっと閃いたのだけど。
??
資本論の冒頭の一文
資本論の出だし
Der Reichtum der Gesellschaften, in welchen kapitalistische Produktionsweise herrscht, erscheint als eine “ungeheure Warensammlung”
この主語ですが、分解して
Der Reichtum
→Der Reichtum der Gesellschaften
→Der Reichtum der Gesellschaften, in welchen kapitalistische Produktionsweise herrscht,
こんなふうに、名詞を限定していく話法と言うか。
「富」
→ 「社会の富」
→ 「 資本制生産様式が支配的な社会の富」
富と言う単語を、だんだん限定していくわけなんです。
日本語だと修飾語が前に来るけれど、ゲルマン語は名詞が前。
こんなふうに、名詞を限定していく話法と言うか。 これはIOUでも。
レイの入門
An IOU(I owe you)is a financial debt, liability, or obligation to pay, denominated in a money of account. It is a financial asset of the holder. There can be physical evidence of the IOU(e.g., written on paper, stamped on coin), or it can be recorded electronically(e.g., on a bank balance sheet). Of course, an IOU is a liability of the issuer, but it is an asset of the holder(who is also called the creditor)
いまかるちゃんは 「文字通りだと、あなたに借りがあるってことだから」 と言った。 そのとき思いつくのは円建てでない何かがいろいろありますよね。 たとえば?
誰かから何かもらったとか、してもらったとき、心の中でいつか何かお返ししなきゃなっていう記憶?
それは確かにありますよね。内心のIOU。
他者との関係だと?
他者と合意が成立しているというか。
貸し借りの時?
どのような?
例えば今回の選挙で私は兄にれいわに入れてねって頼みました。それで兄は引っ越しを手伝ってほしいと言ってきたので、暗黙の契約ができました。貸し借りというか。
それはぴったりの事例ですね。
アメリカ人は I owe you をそういう感覚で使っていると思うのですが、レイの本は、そこに限定をかける。
a financial debt, liability, or obligation to pay, denominated in a money of account.
というように。
a financial debt, liability, or obligation to pay,
ここは、例示。
例示だからまだ限定ではない。
denominated in a money of account.
これはハッキリ限定ですね。
以下の部分は、その性質。
It is a financial asset of the holder. There can be physical evidence of the IOU(e.g., written on paper, stamped on coin), or it can be recorded electronically(e.g., on a bank balance sheet). Of course, an IOU is a liability of the issuer, but it is an asset of the holder(who is also called the creditor)
これ。物理的な何かでも、電子的な何かでも構わない。
つまり、口約束は除去されていないんですよね。
denominated in a money of account. これはどういう意味ですか?
ある貨幣単位建てである、ということです。円建てとかドル建てとか。
この本では貨幣単位建てという限定付きの意味で使いますということ?
そうです。 学術書ではよくあります。日常語とごっちゃにならないように。
そのために本の最初に「定義」があるわけ。
これは翻訳された「moneyの定義」のあとの訳注なんですが、こういうことを翻訳者がやったら台無し。
IOUのところは。。。
あーあ。。。
英語に書かれていることを頭から順番に理解していけば、証書である必要すらないわけだし、だから宝くじや馬券はIOUかな?という気分で読めるんです。
かるちゃんが発行するお手伝いポイントは確実に入るものととして、読む。
私もIOUの発行者だった!
私はスマホに電子的に記録してました
かるちゃんのお手伝いポイントマネー
それはどのタイミングで記録しますか?
お手伝いしてくれた時です
価格表はありますか?
一応決めてました。
あと喧嘩をするとマイナスされる
実際に手伝いの仕事が完了してから、電子的な記録になるまでに時間差がありますよね。
そうですね
IOU関係が成立するのはいったいいつなんでしょうね?
ポイントあげるからお手伝いしてと頼んで子供が良いよと同意した時?
考えるとそれって結構あいまいなんですよね。 一方がお手伝いをしたと思っていても、他方がお手伝いになっていないという事例が出てきたり。
そういうのはありましたね
一般、全般、特殊の「特殊」のモメント。
note に書いた話なのですが。。。
お手伝いであるかどうか判断する
そうした精神作用の結果として、具体的数字が記載されたIOUがスマホに現れるわけですね。
Einzelne
こんな感じ?
マネーと言うものを、そんな感じで把握するのがMMTなわけですよ。
権力関係が先にあるでしょう?
もっと広く社会関係、ですね。
ところがですね
(え、援用しているんだ!、みたいな)
ここには私のお手伝いポイントも美術館の割引クーポンも入らなそう
政府と銀行のIOUだけに限定している
「インフレにならない限り、政府が国債を発行すべきなのかはなぜか?答えはここに書かれている。」のだそうですよ!
笑い死にます
(対話の公開を念頭に置いた表現になってしまう)
このような、MMTがまともに読まれない事情と、資本論がまともに読まれない事情がまったく同じなんですよ。
資本論が商品という「一番ちいさな形態」を徹底的に考えるところから始まるように、スマホのポイントとか、一枚の宝くじを徹底的に考えるところから論理が始まるわけです。
だからヘッドホンさんたちと宝くじのお話を…
JGPもおんなじなんですよ
と言いますと?
ある種の人々は政策が具体的ではない!って言うのだけれど。
誰もがまともな条件で働く権利ですよね
先週うれしいことがありまして。
レックスさん助かってよかった…
自殺者が増えているということだけども、一人づつみんなで何とかしていく以外にないわけ。
パワハラも失業も。
一人づつ、それが
Job Guarantee Program
仕組みを変えるとかじゃなくて、一人ひとり。私の考えが転倒していたかも。
数年前まで nyun もそうだったですよ、という話を以前しましたね。
MMTやマルクスを文字通りに読めばいいんです。
だから、マルクスマンガも一緒にがんばりましょう
楽しく!
はい
姉妹サイト「資本論を nyun とちゃんと読む」、近日正式公開スタートです
\(^o^)/
ちょっと予告だけ。。。