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White Paper: MMT 翻訳の舞台裏 その2

 サイト経済学101に翻訳をアップしたときの舞台裏。
 その1はこちら

さて、わたくしの専門(笑)は文学作品における言葉なのですが、たとえばある一人の詩人に注目する場合、その時代およびその中での詩人の言語空間の位置づけを把握せずにある一つの詩だけを解釈しようとしても意味がありません。

provision という言葉は一般的にはかなり odd な部類だと思いますが、だからこそモズラー研究においては注目しなければならない。

本人へのインタビューも大事だし、他の個所におけるその用例を探して参考にするのですね。

2020年のこのインタビューは参考になるでしょう。

Eureka Report ‘The money story’ told by a father of MMT

これは一級の資料です。
これが存在する以上、これを読まずして White paper を翻訳するのは無謀と言ってもいいかも(笑

実に面白い
奴隷制度に関して
I mean, there’s different ways to provision government. We pretend to be more civilised for this course of taxation.

これも面白いですね。

MMTを伝道したいならここ↓は暗唱できるくらいにしておきたい(笑

But for me, the story begins with a state that wants to provision itself. You’ve got a government, in this case, it was Pompei and I’ll tell that story in a minute, but the government wants to provision itself, it wants people in the military, it wants a public health department, it wants public education and it wants all kinds of things, a legal system… There’s been some determination that that somehow serves public purpose. You’ve got a government that needs to provision itself with people and food for the cafeteria and weapons and whatever it needs – so how do you do that?
That’s how the money story starts for me. What happened was, as a point of logic, that’s where the money story starts. What they do is, sure, they can come up with a currency but how do you get anybody to accept it, as Minsky had said, “Anybody can come up with money, it’s how do you get anybody to accept it.” The United States can come up with this new thing called the dollar, but there’s nothing for sale with a dollar price tag on it when you first come up with your new currency…

ここも…

Right, so what you do is you establish a tax liability. That’s what comes first. First is a desire to provision yourself, to be able to have soldiers and judges and lawyers, so the next step to do that is to put a tax liability on and something that nobody has.

チャーネバの money monopoly 論文における政府でも、マネーだの財政支出そのものだのが目的なのでなくて、消防士がいる社会が provision されるという話なんですね。
それ抜きにマネーの話をするのはおかしいだろ?とモズラーは言っている。

なるほど

このインタビューは2020年4月ですが、ちょうど時期もWhite paper と一致していて格好の解説になっていますよね。
同じように、先日のヘッドホンによるインタビューも公開されれば貴重な資料になる。

あ、こんなのもあった。

ここに注目

CL: I see your point. Why is there demand for fiat money, then, if it has no intrinsic value?
WM: Let’s start at the beginning… The government wants to provision itself. It wants soldiers. It wants a legal system. It wants to move goods and services that are currently in the private sector to the public sector.

「国を形作る」っていう感じか

ここにも出てくる “We pretend to be more civilized.”

”I liked the idea that the world understands things one way when in fact it’s another way – which is what he was talking about.”

確かに文学に限らず時代や社会のコンテクストの中で汲み取らないと浮かび上がってこないものがありますね。

翻訳における言葉の問題についてこんなつぶやきが流れてきました

翻訳って、原文がその空間でどのように受け取られるか、また、どのような意図で発せられたかを理解したうえで、訳語が翻訳先言語の空間でどのように受け取られるかを考慮すべきなんですよね(笑

カントもそうなのですが、モズラーの気持ちとしては「主流の言説は現実と異なっており、現実を分析すると主流の言っていることとあべこべになっている」ということをlogicを起点に論証しようとしているわけです。
そのようなテキストの翻訳を「主流101」を標榜するサイトに載せる行為の政治性もまたあるんですよね。

モズラーがよく言う base case って何?

さて、White Paper もそうですがモズラーは「変動相場制、ゼロ金利固定、JGPの三つがMMTのベースケースである」みたいによく言います。

ぼくとしては base case というより  floor/ground case みたいに言うべきじゃないかしらと思ったり。

そういえば base case という言葉もまあ odd  だけれども、どちらかといえば経済学的、投資家的な思考かもしれません。
こんな説明を見つけました。

https://yhec.co.uk/glossary/base-case-analysis/

”A base case analysis usually refers to the results obtained from running an economic model with the most likely or preferred set of assumptions and input values.”

この定義はぴったりですよね。

経済分析が未来を考えることであるなら、それは必然的に複数のシナリオを比較することになります。
このとき基準がぜったいに必要になって、それは投資も同じ。

投資の場合は国債利回りが基準レートになりますよね。投資理論の最初に教わる。

政府が何らかの社会を provision したいとして、消防士が欲しいとか法整備が必要とか政策はいろいろありえるけれど、プラス金利を設定するという政策はまったく意味が分かりませんよね。JGをしない意味もわからない。

これをそのまま注釈に書いておいてもいいかもしれませんね。

よいことを思いついたかも。

日本の読者のためにこのような注を入れたいのだけどこれでよいでしょうか?と、モズラーおじさんに聞く!

了解です(笑)

たぶん most likely or preferred には違和感を覚えてくれると思うんですよね。
論理的、観念的なものというか。
わたくしは ウェーバーの ideal types が近いと思っているのですが’(おじさんは知らないだろうな)回答が楽しみです。

preferred ではあるかもだけれど most likely ではないものね。それがハッキリしたらよいな。

おじさん、Base case だけでめちゃくちゃツイートしてるんですねぇ

“base case for analysis”

そこまでがセットみたいですね

for purposes of と強調する時も

“Inflation comes from modifications of that structure.“という説明の仕方からも、インフレや失業の発生は、base case(基準事例?規範事例?)からdeviateすることに起因すると読めるのかなぁと

「MMTは失業をなくすためにJGを提唱している」(prescripitive)じゃなくて「JGというbase caaseが欠けていることが失業の残存をもたらしている」

あることの analysis のためには base case として set of assumptions and input values がいるでしょ、ってことだと思っています。

full empolyment が base case だとすると、失業の残存はそこからの乖離として把握されることになりますよね。

ですね、full employmentがbase caseでなければ“residual”なんて言葉は普通つけないですものね。

ですねえ

そうすると、主流派やリフレにとってはNAIRUの存在がbase caseなのかなと考えてみたり

NAIRUはかつての代表的指標だったけれども今はそうではないのでその批判は当たらないと思われてしまうでしょう。
MMTだけが full employment、job gurantee をベースケースとしていると言った方が広くて強いです(笑)

パレート最適とか、厚生の最大化とか言う人が多いでしょう?

さきほどゲーテちゃんさんが紹介なさったモズラーのつぶやきの二番目ですが、ここから始まっています。

金利の支払いを起点にインフレになるメカニズム

MKC Buckaroo (大学内通貨)は今も続いているわけですねえ

へえ
Denison University

もう一つの Franclin Franc というのを検索したら、なんかインタビューが見つかった!

めちゃめちゃおもしろい

MM: What is your view on the proposals to use the job guarantee as part of the Green New Deal and employ those who are going to be rendered unemployed by shutting down coal mines or oil rigs in the ocean and employ them, presumably in a job guarantee program? Do you think that makes sense?

WM: I consider myself a progressive, okay. To me, that’s not a progressive way to provision the public sector with labor. If you want to hire these people, just hire them! Hire the coal miners to do whatever you want them to do. Don’t put them in a job guarantee at ten Euro an hour. If the regular public service job is €30, just hire them a 30 Euro. The whole point is not to undercut the base scale of the public sector. Once you fully provision the public sector with the green new jobs wherever you want, then the rest of those people you want to transition into private sector, they’re the ones in the job guarantee.
And then you conduct a fiscal policy, you give government grants, loans or whatever you want to do to get the private sector to hire them. If you don’t want them in the private sector, if you want them in the public sector, just hire them.

ここ、公務員雇用(含グリーン雇用)とJG雇用の区別のQ /Aとしてバッチリの回答ですね。

JGはpublic options

Molser はそういわず base case と言っている感じがします。そこは彼の特徴じゃないかな。

政府に何かやりたい目的があるならただ hire すればいい。
JGは residual な失業が対象ってかんじかな。

なるほど“rest”と“residual”は同じことを指しているのかしら。 

語源的には別系統だったような気がしますが、論理的な意味合いはほとんど同じではないでしょうか。

しかしこれ面白いな。
翻訳しよっかな(笑

おじさんから返事来ました

もはや「著者に確認したところ、…」でこのまま注釈に含めてもよいのでは感

GJ!
やっぱインタビューだいじやね。
質問文みせてよ(笑

JKの拙いいんぐりっしゅを見せるのは恥ずかしいですわ:のぞき見している顔:

いえいえ、ありがとうございます。
素晴らしいやりとり。

さらに。

おじさんは親切

:ハート:

言葉が通じ合った瞬間を目撃しました

彼のような宇宙人には媒介者が必要なんですよやっば。

今回わたくしに声をかけてくれたのを嬉しく思いましたがイメージを大きく超えた収穫がありました、

個人的にはalianというよりcosmic manという感じを受けます。世界を広げてくれる人。

言葉のユニークさが、ですね。
経済学の本はほとんど読んでいなかったらしく。

モズラーおじさんとゲーテちゃんの言葉が噛み合った瞬間を目撃したワンね。

次回は後日談。

なんとわれわれの提案でモズラーおじさんが White Paper を修正することに
\(^o^)/

White Paper: MMT 翻訳の舞台裏 その1

先日公開したこちらの舞台裏

sorataさんやヘッドホンさんにも協力いただいて↑のリンクのとおり作業しています。今ファイナルドラフトとして形になってきたのですが、よかったらこちらの翻訳についてにゅんさんにもチェックをお願いできないでしょうか?モズラーの文章は結構慎重に訳したほうがいいなと思っており、特ににゅんさんからアドバイスいただけると大変ありがたいです。可能な範囲でご検討いただければ幸いです。

ゲーテちゃんからお声がかかったのでモズラーの翻訳見に行きますね

white paper ってなんだろうね問題を考え込む。

注を入れると、そのことがかえって誘導として働く。

ふむふむ

white paper は同文化圏の人には white なのだろうけれど、そうでないわれわれには white ではない。けれど日本語はかなりの程度英語文化圏の影響を受けていますよね。

引用
”外資系企業のマーケティング担当者がいつも悩んでいるのが、日本人はなんでホワイトペーパーをダウンロードしないんじゃろう?ということなんじゃ。まぁ嫌いなんじゃな。そんなものをダウンロードするなら電話で営業を呼んで話を聞くワイ、という人が多いんじゃよ。”

これわかるなー

同じ単語を使っているつもりでありながら物事の理解の仕方が逆になっている面があるんだよね。
そういう人たちに white paper という概念を説明するということは翻訳においていちばんむつかしいことの一つだと思う。

ぼくとしては翻訳そのものよりも、こうしたメタな理解のズレを伝えたいと思うようになっていて、だから自分としては翻訳そのものにはあまり手を出さなくなっているんですよね。

なぜ basic とか principle ではなく white paper と言った方がしっくりくるのか?
これは currency を money という言葉を使わずに tax credit でしょと説明する感覚と似ていると思う。というか同じモズラーさん。

The purpose of this white paper is to publicly present the fundamentals of MMT.

やっぱ ”public” という感覚がベースなんですよね。これは日本ではものすごく希薄だと思います。
反対にアングロサクソンではものすごく強いですよね。

公私の区別

うーん、公私といえば公私なのだけど、じゃあ私って何だろう。
公でないものが私?

How is the Public Debt Repaid?

When US Treasury securities mature, the Fed debits the securities accounts and credits the appropriate reserve accounts.  Interest on the public debt accrues to the securities accounts and the Fed credits reserve accounts to pay that interest.

There are no taxpayers or grandchildren in sight when that happens.

ここで考えてしまうのは、Repaid の訳し方かなあ
こういうところでいちいち悩んでしまうので手を出しにくかったんですよね。

公的債務はどのように返済されるのか?
→ 公的債務の償還はどのように行われるのか?
とした方がよい気がする。

しかし repay という単純な単語が「償還」でいいのだろうかとも思う。
そもそも repay とは何なのか、payとは何なのか。

debt is repaid と言ったら、負債にペイをしたということだけれど。

ここでも debit, credit が出てくるなあ。

ある銀行のバランスシートの一部のイメージ

the FED debits the securities accounts は、この securities accounts の数字を減らすということですね。
ただそれだけだと銀行はたまらない(笑)

だからFEDは同時に
credits the appropriate reserve accounts
つまり、the (appropriate) reserve accounts の数字を増やす。 

どうして appropriate という一語が付いているか?
それは別の銀行の reserve account を増やすのではなくて、debit された serurities を持っている銀行の reserve だよということをわざわざ言っているわけだ(笑)

経理の感覚としては、引き落としと振込というよりは、一発の振替処理なんですよね。

↑を踏まえると「適切な準備預金口座」より「関連する〜」「然るべき〜」にしてみようかなと。

「然るべき〜」、いいですね♡

MMT recognizes that taxation, by design, is the cause of unemployment, defined as people seeking paid work, presumably for the further purpose of the US Government hiring those that its tax liabilities caused to become unemployed.

(当初の案)
MMTの認識では、課税は、設計上必然的に失業(=有給の仕事を探している人々)を引き起こし、さらには米国政府が人々を雇用するために、彼らに租税債務を課して失業させていると推定される。

presumably
recognize からの presume なわけですね

「MMTは次のように認識する。課税は必然的に失業(=有給の仕事を探す人々)を引き起こす。」

by design は 、by accident ではなく本質的にそうであるということやね。

だからここまでは presume されたことではない、直接的な認識。
「おそらく、米国政府が税のために失業した人々を雇用するためであろう。」
「おそらく、米国政府が税のために失業する人々を雇用するためであるはずだ。」 

これは puresume ですね。
「おそらく」を省略してみる。
「米国政府が税のために失業する人々を雇用するためであるはずだ。」
これでいいはず。

論理的な推論の結果であることが表現できればよいわけです。

5. If people, on average, want to earn more than what’s required to pay taxes, goods, services and assets will be offered for sale in sufficient quantity to obtain those extra dollars.

ここに on average という句をちゃんと入れるのがよいのである(笑

たとえば貯蓄が十分あるから稼ぐ必要はないと考えている人もいるわけです。人々の平均を把握すればよい。
これは分子運動論と似ていると思う。
個々の分子の挙動でなく、平均が温度に現れる、みたいな。

6. State spending in excess of taxes- deficit spending- provides the dollars desired to be saved.

(案)
6. 税金を超える国家支出-赤字支出-は、貯蓄されることを望むドルを提供する。 国家が税収以上の支出(赤字支出)を行うことで、同額のドルが提供され、貯蓄需要を満たす。

ぱっと見て和訳が長いけれどそうする必然性はあるのかな?と考えてみる。

「国は税金を超える支出、つまり赤字支出をすることにょって、貯蓄として欲求されるドルを供給する。」

ああ、ここは二つの言い方で迷っているのかな。

ぼくなら受け身にするかどうかでちょっと考えるかな。
「国が税金を超える支出、つまり赤字支出をすることにょって、貯蓄として欲求されるドルが供給される。」

9. When securities are purchased, the Fed debits reserve accounts and credits securities accounts which are also at the Fed.

(案)
証券(米国債)が購入されると、FRB は準備金預金口座から引き落とし、同じくFRB にある証券口座に振り込む。

「証券(米国債)が購入されると、Fed は準備金預金口座の数字を減らし、同じくFRB にある証券口座の数字を増やす。」
こうやってしまってよいでしょう。

creditの説明でchange the number to a higher numberと書いていますね

After spending is authorized by Congress, the Treasury instructs the Federal Reserve Bank to credit the recipient’s bank account (change the number to a higher number) on the Fed’s books.  <Note: The accounts of Fed member banks are called reserve accounts and balances in those accounts are called reserves.>

そうそう

debitはそうしたら,change the number to a lower numberとなるはず

こうしたらどうか。
「証券(米国債)が購入されると、Fed は準備金預金口座の数字を減らし(debet)、同じくFRB にある証券口座の数字を増やす(credit)。」

MMT recognizes that a positive policy rate results in a payment of interest that can be understood as “basic income for those who already have money.”

(案)
MMTの認識では、プラス金利政策がもたらす利払いは、「すでにお金を持っている人のためのベーシックインカム 」と見なすことができる。

微妙に変えたい。

「MMTは次のように認識する。正の金利政策は金利の支払いを伴うが、それは「すでにお金を持っている人のためのベーシックインカム 」と見なすことができる。」

MMT recognizes that with the government a net payer of interest, higher interest rates can impart an expansionary, inflationary (and regressive) bias through two types of channels — interest income channels and forward pricing channels. This means that what’s called Fed “tightening” by increasing rates may increase total spending and foster price increases, contrary to the advertised intended effects of reducing demand and bringing down inflation.
(案)
MMT的理解では、政府が正味(プラス)の利払いを行っている場合、金利の上昇は、利子所得の経路と先渡し価格の設定(forward pricing)の経路という2種類の経路を通じて、拡張的、インフレ的(かつ逆進的)なバイアス(bias)をもたらす可能性がある。 このことが意味するのは、金利の引き上げによるいわゆるFRBの「金融引き締め」は総支出を増加させ、物価上昇を助長する可能性があるということである。これは、需要を減らしてインフレーションを低下させるという、〔FRBが〕宣伝、意図した効果とは正反対である。

全体に良いと思うけれど、〔FRBが〕なのかな?

それは主流の思考形式であって元をたどるとケインズでは?と今思った。

政策金利の上昇→貸出の抑制 というストーリの出所

念頭にあったのは戦費調達論の方でした

金利をインセンティブにして支出を繰り延べさせることによってインフレを抑制する。

Furthermore, forward pricing is a direct function of the Fed’s policy rate, and with a policy of a positive term structure of interest rates, the forward price level increases continuously at the policy rate, which is the academic definition of inflation.

(案)
さらに、先渡し価格の設定(forward pricing)はFRBの政策金利の直接的な関数であり、プラス金利の期間構造の政策では、先渡し価格(forward price)の水準はその時の政策金利に応じて継続的に上昇する。以上がインフレーションの学問上の定義となる。

このカッコの使い方がナイス。

which is 、は、「以上は」かなあ。
「以上はインフレーションの学問上の定義である。」
そうであるはずだ、みたいな。

MMT understands that a permanent 0% policy rate is the base case for analysis for a floating exchange rate policy.
(案)
MMTでは、政策金利が恒久的に0%であることが、変動相場制の分析の基準となるケース(base case)であると理解される。

むつかしいね(笑
do not accelerate の主語は asset prices ですか。
このままでいいか。。。

The Job Guarantee works to promote price stability more effectively than the current policy of using unemployment, by better facilitating the transition from unemployment to private sector employment, as private employers don’t like to hire the unemployed. 

やりにくいねここも
JGPになったら unemployment はなくなるわけで。

就業保証は失業を用いるという現在の政策よりも効果的に物価の安定を促進するために機能する。失業から民間部門の雇用への移転をより上手に容易にすることによって。なぜなら民間の雇用主は失業者を雇いたがらないからだ。

そんな感じで工夫しましょう

この white paper のやりかたにはやはり資本論みを感じてしまう

資本論が商品から始める必要があったように、MMT story は1から始まらないといけないですよね。

「税は財源ではない」的なMMTの説明方法並びに受容のされ方について,モズラーはなんとも言えない感じだと言ってましたね

spending first という表現はどうなんだろうね

税や国債で支出するための収入を得て,それから支出するという物語に対しては「シークエンスが逆で先に支出で後で回収(プラス借入)だよ」というカウンターをぶつける,が,そもそもその物語を相手にしないならば「初めに租税ありき」ということでMMTを始める

その通りだね

understanding modern money の出だしは taxes drive money の章じゃなかったけか

話はそれるかもだけど、税と言われたときに、課税されることを思い浮かべる人と、徴税されることを思い浮かべる人がいそう。

1 Introduction
2 Money and Taxes: The Chartalist Approach

あとマルクスみを感じるのは the driving force という言葉かなあ。
力学的?というか。
market forces とか
だから天文とも似てくるわけだよ

「経済的諸形態の分析では,顕微鏡も化学試薬も役にはたたない。抽象力がこの両方の代わりをしなければならない。」(マルクス『資本論』第一巻,S.12)

あーそれそれ
presumeって抽象力ですから。

資本論のs.31とは、フランス語版の Vor- und Nachwort

初版が1867、第二版が1873、フランス語版が1875

モズラーも Soft currency economics を改訂して、さらに white paper なるものをあとで出すわけだよね。
乱暴を承知で言うと、経済学批判から資本論に結晶純化していく過程は Soft currency economics が white paper に凝縮されるのと被って見えているなあ。

クリスタル

wikipedia の white paper のxxです。

「A white paper is a report or guide that informs readers concisely about a complex issue and presents the issuing body’s philosophy on the matter. It is meant to help readers understand an issue, solve a problem, or make a decision. A white paper is the first document researchers should read to better understand a core concept or idea.」

もしかしてゲーテちゃんさんはこういうのをご覧になって「研究者が最初に見るべき…」とされたのですかね。
研究者に限定することは全くないと思われます。

white paperは「ホワイトペーパー」としつつ、ウィキの一文目を活用して注釈はこのようにしたいと思います。
訳注:ホワイトペーパーとは、複雑な問題について読者に簡潔に伝え、その問題に対する著者の考え方を提示する報告書や手引書のことをいう。

>就業保証は失業を用いるという現在の政策よりも効果的に物価の安定を促進するために機能する。失業から民間部門の雇用への移転をより上手に容易にすることによって。なぜなら民間の雇用主は失業者を雇いたがらないからだ。

ちょっと踏み込んだ言い回しにしてみますが、これでどうでしょう↓

(案)就業保証は、失業を用いるという現在の政策よりも効果的に物価の安定を促進する形で機能する。就業保証があれば、失業したとしても民間部門の雇用に移りやすくなる。というのも、民間の雇用主は失業中の人を雇うことを好まないからである。

就業保証があればそもそもunemploymentは存在しないだろうというコメントを受けて、「失業したとしても」(一時的に解雇されても)としてみる。

後はモズラーがthe unemployedという言い方をわざわざしてくれているので、「失業中」、つまり失業状態であるという言い方にすれば、職歴のブランクがあることが問題なのだというニュアンスが出るかなと。

unemploymentは「今の職を失う」という現象(dynamic)、「失業者」という状態(ステータス)(static)の2通りがあり得るので、そこをどう反映させるかというのが問題意識です。 (編集済み) 

前者の事象自体は生じるが、就業保証があれば後者の状況に陥ることがない。民間に再就職することは失業ブランクがある時よりもJGの職歴があった方が有利である、的な。

dynamicとstaticという対比を現象と状態とするのは面白いですね

履歴効果というやつですか>民間に再就職することは失業ブランクがある時よりもJGの職歴があった方が有利である

そうですね。そういう話は経済学勉強しない人にも伝わる話だよなと。モズラーの文章は難しい面もありますが、white paperである以上はなるべく一般の人に読みやすくしたいですね。

ここはモズラーに修正を要求してもよいと思いますね。

 transition from unemployment to private sector employment

transition は物理的な相変化(phase transition)、たとえば氷→水→水蒸気のイメージ

氷が失業、水がJGP、水蒸気が民間雇用というそれぞれの状態みたいに考えると。

氷から水蒸気に持っていくのに必要なエネルギーは、水から水蒸気のときよりもたくさん必要になる。
by better facilitating the transition from unemployment to private sector employment
ここは
by better facilitating the transition to private sector employment でよくね?とか
ああ、このままでいいんか
the transition from unemployment to private sector employment をましな実装にすることで、というつもりなのだろう。

「民間雇用への移動が容易になることで」「民間雇用への移動を容易にすることで」

物理の例えはわかりやすいですね。H2Oの状態変化がスムーズになるよ的な。 (編集済み) 
氷からいきなり水蒸気に変わるには相当のエネルギーがいるが、水から水蒸気に変わるはより小さいエネルギーですむ。
学校の物理の成績酷かったんでうまく説明できないですが笑
仕事探す労力もエネルギーですしね
JGPがあれば失業→JG雇用が保証されるので大変省エネですし

物理や化学や工学ではバッファーを置くというのは普通なんですよね。衝撃を緩和する緩衝地帯を設けるという。

バッファー国家という概念もあります
大国が隣国を併合しない理由の一つです
直接にぶつかるのは恐ろしい

大きなクッションに飛び乗る時にバフッってなるやつだよね。

それですね

The US government, for all practical purposes, spends as follows:
After spending is authorized by Congress, the Treasury instructs the Federal Reserve Bank to credit the recipient’s bank account (change the number to a higher number) on the Fed’s books. <Note: The accounts of Fed member banks are called reserve accounts and balances in those accounts are called reserves.> 

(案)
米国政府は、実際には次のように支出する。
議会で支出が承認された後、財務省はFRBに対し、受取人の銀行口座に振込むよう指示する(数字をより大きい数字に変更する)。 <原注:FRB加盟銀行の口座は準備預金口座と呼ばれ、その残高を準備預金〔訳注〕と呼ぶ>。
〔訳注:日本の日銀当座預金に当たる〕

on the Fed’s books というのが気になりませんか?
自分の推測だとここ、recipient が口座を持っている銀行がFedに持っている口座の勘定、つまりリザーブの数字を増やすことの説明を意図していると思うんですよね。

あれ、これ訳抜けてますね、、、

こうしてみますか「…受取人の銀行がFRBに持っている口座に入金する(credit 数字を増やす)よう指示する。<原注:上記のようなFRB加盟銀行の口座を準備預金口座(reserve accounts)といい、その残高を準備預金(reserves)と呼ぶ。>」

「入金」「振込」という言葉は使いたくない気がします

あくまで「数字を増やす(credit)」の方がいいと思うんですよね。

そうすると、冒頭

MMT began as a description of Federal Reserve Bank monetary operations and accounting, which are best thought of as debits and credits to accounts as kept by banks, businesses, and individuals.MMTはまず、連邦準備銀行(FRB)による金融オペレーションと会計処理を説明するものとして始まった。これらは、銀行、企業、個人が保有する口座の引落/振込として考えるのが最適である。

ここもひと工夫?

debit(数字を減らすこと)/credit(数字を増やすこと)
とか?
うーんそうすると、銀行、企業、個人の口座の数字も統合政府が動かしているというビューで統一したいのかな。
そこまで含めて
on the Fed’s books?
ぼくなら本人に確認するかな。

やはりこの credit の対象がどこまでを含むのか、つまり、銀行の reserve と the recipient の deposit の両方と受け取っていいのかどうか?

つまりこういう質問になりうますか?
Q1. Does this imply the view that the consolidated government changes the numbers of all the accounts kept by banks, businesses and individuals (on the Fed’s books)?
Q2. I want to clarify the range of this ‘credit’ operation. When you say ‘credit the recipient’s bank account’, does it include both the bank’s reserve account and the recipient’s deposit account?

うんうん

モズラーおじさんからレスポンスありました
The Fed only changes numbers on it’s own spreadsheets.
Reserve accounts are accounts member banks have at the Fed.

まぁ二つ目のコメントは文字通りのことしか言ってないのでストレートに読んでくれってことなんでしょうかね。

少なくとも一つ目と二つ目のコメントでは一貫してFedはFedのspreadsheets (or books)上の数字を操作するんだよ、と。

ということは基本的にはこれでよいですね。「銀行がFRBに持っている口座」もしくは「勘定」。

あとは入金、とか 振り込む、は避ける(というのはわたくしの希望)

そうしましょうか。「入金する(credit 数字を増やす)」→「数字を増やす(credit)」に。

やはり入金、振り込む、はモノとしてのイメージが強くなりますかね。printing moneyとかと同じで。せっかくwhite paperから始めるのだからchange numbersをbaselineにすると。

モズラーがこう言っていたのを思い出しました。”The dollars don’t “come from” anywhere or “go to” anywhere.”

https://dailycaller.com/2021/10/22/mosler-alarm-national-debt-is-misguided/https://dailycaller.com/2021/10/22/mosler-alarm-national-debt-is-misguided/

にゅんさんが言ってたのは振込と引き落としに分けるんじゃなくて、振替の一括処理なんだということでしたっけ。そうするともう一つの箇所↓はこうかなと。

MMT began as a description of Federal Reserve Bank monetary operations and accounting, which are best thought of as debits and credits to accounts as kept by banks, businesses, and individuals.
(案)
MMTはまず、連邦準備銀行(FRB)による金融オペレーションと会計処理を説明するものとして始まった。これらは、銀行、企業、個人が保有する口座の振替処理(debits and credits=数字の上げ下げ)として考えるのが最適である。

ええ、ここまで突っ張ったら
口座の振替処理→口座に記録されている数字を変える処理
くらいかなあ(笑

まぁ「振替」にはこだわりないですね、少し簡潔に「口座の数字を変える処理」としてみます

あとHow is the Public Debt Repaid?の宿題返しですが、提案としてはこうです。
「満期を迎えた公的債務はどのように処理されるのか?」

ここですね

How is the Public Debt Repaid?
(案)
満期を迎えた公的債務はどのように処理されるのか?

When US Treasury securities mature, the Fed debits the securities accounts and credits the appropriate reserve accounts. Interest on the public debt accrues to the securities accounts and the Fed credits reserve accounts to pay that interest.There are no taxpayers or grandchildren in sight when that happens.

(案)
米国財務省証券(米国債)が満期になると、FRB は証券口座の数字を減らし(debit)、然るべき準備預金口座の数字を増やす(credit)。 公的債務の金利は証券口座に発生し、FRB はその金利を支払うために準備預金口座の数字を増やす(credit)。以上の取引の際には、納税者も将来世代も一切登場していない。

タイトルのところで原文にない「満期」を補っておられるわけですね。

しかし。。。
人々が気にしているのは満期の時にどうなるか、ではなくてみんな漠然と公的債務がどうなるかを気にしていますよね。
それに対してモズラーは元本部分と金利部分がどのように処理されるかをそれぞれ述べているという流れ?

そしてこの書き方は、利付債の場合と割引債の場合の両方を包含しているんです。
利付債の場合、利子は契約に基づいて満期になる前に支払われますよね。

そんなこんなで「公債の償還はどのように処理されるのか?」くらいがよいかなと?

よし!それで行きましょう笑

「ボトムアップ」というのが出てきますが,これはどうしましょうかね(→底を上にするということから,「逆さま」という意味が出てくるらしいのです)

Bottoms Up!という口語表現は「乾杯!」を意味する模様
https://eow.alc.co.jp/search?q=%22from+the+bottom+up%22

裁量的支出による呼水では完全雇用を達成する前にインフレが悪化するという話でしたよね。トリクルダウンの対比でボトムアップがあるという理解です。注釈までつけるほどではないとは思いますが、the bottom upの前についているfromを汲み取りますかね。「ボトムアップから」もしくは「ボトムアップの方向から」にするとか。()で「逆さま」を入れると「〔トリクルダウンとは〕逆さま」と入れたくはなりますが。

多くのサラリーマンには「ボトムアップ」で通じそうではあるけれど、考えると悩みますね。

民主的なJGPであれば最低待遇が労働者側の力で決まるのに対し、JGPがない場合、それは資本側の都合で決まる。

JGPがなく雇用者が利潤率をめぐる競争をしているとき、経営は同じ水準の労働者を安く雇うほど有利になる。最低雇用水準がこのメカニズムで決まるのが「トップダウン」だとして。
対して、JGPがある場合はすでに最低条件が決まっているJGP労働者をいかに確保するかの競争になる。

この図で、JGPがない場合は上からの圧力に対して法的規制で歯止めをかける感じになりますね。

from the bottom upの訳はもう少し考えてみますかね。圧力はヒントになりそう。

バッファストック(緩衝材庫)、これはわざとかな?
よいセンスかもしれない。

バッファストックと緩衝材庫両方の言い方がなされているので、という議論からこうなりました。就業保証も()書きでジョブギャランティーと併記してます。

「バッファストック(緩衝材-庫)」とするか、訳注を入れるか?

いろいろ考えているところ

全体的に翻訳を改訂したのをアップしました。

account を 「口座」でなく「勘定」としてみたのは一つのポイントです。
ここはどうしてこうしたの?という説明をしていませんが、気になるところは議論しましょう。
accout については、下のようなスプレッドシートの一行一行を彼がそう呼んでいるからです。 

たとえばここ

When US Treasury securities mature, the Fed debits the securities accounts and credits the appropriate reserve accounts.

たとえばここでなぜ appropriate が入るかを考えたりすると、彼の脳内イメージがわかってきます。
この一語がないと、他にたくさんある  reserve accountたちではなく、その account であるということを表現できない。

コンピュータープログラムでどのように credit や debit の命令を記述するかというと。まず以下の一行指令を書いたら
 credit A bank’s securities account
次の行の指令で
 debit the same bank’s bonds account
と書いてセットにしておく必要がありますね。

the same bank’s を入れておかないと解釈できなくてエラーになるか、あるいは「指定しない場合は上の行と同じ銀行の勘定とする」という事前の宣言またはルールが前提になっている。 

T-accounts

確かに、その説明で行くと「口座」ではかち合わない感じですね

>T-accounts
T勘定ですね

確か金ピカ本にも「T勘定」が登場していたかと

日本の日常的な経理で「〇〇勘定」て言ってますしね。
これまでぼくもずっと「口座」で訳してたわけですが(笑

ここですが

After spending is authorized by Congress, the Treasury instructs the Federal Reserve Bank to credit the recipient’s bank account (change the number to a higher number) on the Fed’s books.  
(案)
支出が議会で承認されると、財務省はFRBに対し受取人の銀行の勘定の数字を増やす(credit)よう指示する。

末尾のon the Fed’s booksの扱いはどうしましょうね。確かに元の「FRBに持っている」という言い方は「口座」に合わせた表現になっているので邪魔になるのはわかるのですが。他方で、おじさんのいう「The Fed only changes numbers on it’s own spreadsheets. / Reserve accounts are accounts member banks have at the Fed.」のニュアンスをどう訳文に落とし込むかなぁというのが悩みどころです。「FRBの帳簿上にある(受取人の銀行の勘定)」だとちょっとぎこちないので、「FRBの会計において表示される(〜)」としてみるか。
シンプルに「FRB上の〜」でもいいかもしれませんが。ちょっと自信がありません。

ここはあまり考えたのではなく、元の翻訳に引っ張られましたね。どうしましょう。
books でなくspreadsheets とするようにおじさんに頼みましょうか。

試案
財務省はFRBに対し、受取人の銀行の勘定の数字を増やす(credit)よう指示する。その勘定はFRBの帳簿上にあるものだ。

バッファストックに戻りますが、「緩衝予備軍」だと物々しいですかねぇ笑 産業予備軍と混同されそうですし。

今のぼくの意見は「バッファストック」というカタカナが最善かなあ。マルクスの労働予備軍は、労働なし従って給与なしで社会保障で生きる人たち。

うーん、そうですねぇ。頑張りたいところですが、これだけで1ヶ月悩みそうな気がするので笑 幸いバッファとストックなるカタカナ語はまだ伝わるでしょうし。これは一仕事終えてからの宿題にしたいと思います(ストックとはなんぞやというのは興味深いテーマですし)。

どうせ読者に考えさせるのだから合わない日本語にしてどうする?と思うんですね。

確かに。

次にこちらですが、

THE MMT ‘MONEY STORY’- A STATE DESIRING TO PROVISION ITSELF:
(案)
MMT「マネー物語」 :自身を表現せんとする国家

「自身を表現」というのは、国家が租税債務を課すことで生産を促し、「自国を形作る」という趣旨でしょうか?ここはhow a state provisions itself with goods and servicesの説明なのかなと。モズラーの名刺物語で言うと、「きちんと片付いた居心地の良い自宅」(ケルトン本)を表現せんとするおじさん、という感じですかね。

目指す社会を現実のものにするという感じだと思います。
どのような状態を目指すかは国家の選択になるわけで、十七条の憲法のようなものでもよいし、理想の仏教国を目指すでもよしい、アメリカの犬を目指すでもありでしょう。
生産との直接の関係はないと言ってよいかも。 

ヘッドホンさんがモズラーに会ったあとこう言っていました。

今日のモズラーで印象に残る台詞の一つは、

「失業率も小さく、ヘルスケアやインフラも他の国に比べて良いのに、成長率(gdp成長率)アップを求めて何がしたいの?」

11/9

この時ワンね

ビル・ミッチェルのブログから

ヘッドホンはノートはよ

そういえば書いていませんでしたね

政府が自己を provision する…
たとえば合衆国憲法の前文ですが。

We the People of the United States, in Order to form a more perfect Union, establish Justice, insure domestic Tranquility, provide for the common defence, promote the general Welfare, and secure the Blessings of Liberty to ourselves and our Posterity, do ordain and establish this Constitution for the United States of America.

これは書かれただけなら意味のない空文だけれども、これと整合的な政策が伴って初めてそれは provision されるというわけですね。

そういう国家観は日本人に希薄なところで、向こうから奇妙なものに見えるかもしれません。反対に、こちらは向こうの考えがなかなか理解できない。

我々の側は、1990年くらいからは「改革したい」「改革しなければならない」というのが政治のメインテーマになっていて、そのせいでますます資本の力が直接的に作用する社会に向かっているよね。わざわざ。

カイカクする国家を provison している

直近だと、反撃能力を備えた国家とかね。

2/nに続きます。
(次回はちょっと感動的だったところ)